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【漫画】本田鹿の子の本棚

本田鹿の子の本棚-暗黒文学少女篇-
の紙媒体を買ってきました。電子版は知らない。

前のエントリで書いた
みくまりの谷深
と一緒に買ってきた本です。

もうこの表紙を見た時点で
「ああ、これ好きなやつかも」
って思う。
悪くいうと「売る気ねー表紙」。
でもそう言うの買う私。


何時もは帯買ったら即捨てるんですけど
(私は本にいちいちカバーを付けて保存しないし、
 カバーしてないと帯は邪魔)
帯に
「130円」とかいうハンドラベラーで付けた値札のフェイクが付いてて
面白くてちょっと捨てるのをためらった。
でも1000円でした(


「みくまりの谷深」と一緒にかったんですが
こっちのはギャグ。

絵柄はなんとなく
伊藤潤二とか池上遼一とかその辺を想起する
……までに時間がかかる。

お父さんが娘の本棚を覗き見して
その作品(架空の作家の架空の本に掲載された架空の作品)
を短く映像付きで紹介する、
というテイのオムニバスなんですが
各話他の作家の絵柄をオマージュしているので
本編?が本人の絵柄で進む場合を除いて
本人の絵柄が最初と最後しか出てこない。

ちなみに本人の絵柄と思われる絵柄、
私好きな奴です。
この絵柄でギャグって、
ミツルギとかティラミスとかの系譜か?
(ちなみに両方とも読んではいない)


もうなんかよくわかんないですけど
この本すごい好き。

「うわー、うちの娘なんかすごい本読んでるんだな…」

「これは自作しおり…
 この本でそこまでノれるの!?こういうのすきなの?!」

と娘の「「「どーでもいい」」」一面をみてショックを受けてる
(しかもその本から「「「無駄に」」」プロファイリングできるくらい視野が広い)
お父さんすごくいい。

異世界転生もののラノベみながら
「へー、サメも異世界転生していいんだー
 シャークトルネードとか異世界と繋がったら大惨事だなー」
とかゆってるお父さんすごくいい。

 
私の語彙が貧困で伝えらんないんですが
鹿の子ちゃんが可愛い(本の中には一言も台詞なし)。

なんかあれよね。
むっつりサブカルよりのオタクなんだけど
根は常識人でむっつりぐあい隠して生きているみたいな
まあ鹿の子ちゃん指して
暗黒文学少女って副題ついてるんだろうけど。


あとはまあゴキブリ嫌いの一心で
七英雄ならぬ十三英雄つくっちゃう
デス子ちゃんかわいい。

そういえば前に見てた
「ニュクスの角灯」もリイド社だったな。
私ここの作風好きなのかも。

ニュクスの角灯はギャグではありません。
そういえば4巻いつ出るの?

なんかこんな本ばっかり読んでるから
途中で突然刊行されなくなる本っていうのも
慣れっこではありますが。


とりとめもなく終わり。

【漫画】みくまりの谷深、少女終末紀行

東方でSSを書くようになってから
引き寄せの法則と言うのが本当に感じられて怖いです。
オカルト的な意味ではなくて
人間、アンテナが立つと目ざとくなるうえに
バイアスが凄い。



知人に
「木島日記ってのがみこうくん好きそうだよ」
と勧められているので
本屋に行ってあったら買ってみようと思った。

「あー、ヨルムンガンドの人がなんかまた書いてるな!これは買……
 ……なんだろFateの流れあたりにおもねってる雰囲気がするからパス」

と、
ファンからぶち殺されそうな感想を持って買うのをやめました。

Fateが嫌いなわけではないですが、まあ
「めんどくさくてやってられないオタク」
と別の友人からさじを投げられる程度なので。
あんまり直す気もないし。



で、木島日記をさがしていると
みくまりの谷深」とかいう本が2冊並んでいる。
どうも2巻で完結らしい。
帯には民俗学とかそういう言葉が躍っていて
(私は帯の言葉は一つも信用してないのでアテにはしてない
 こんかいも帯には「民俗学ホラー」とかかいてあるけど
 読み終わってみればホラー要素は全然なかった。
 精々ミステリくらい。
 ミステリと言う言葉はあまり好きではないのだけど。)

「ふーん。なんかおもしろそう。2巻で完結ってのもいいな」
てなことで購入。

これは個人的な経験則なので一般論ではないですが
私は5巻以内に終わる漫画の方が好きみたいです。
濃いまま終わるっていうか。
でも1巻おわりは打切作品がまじってきて
そう言うのは消化不良のまま終わったりするので
2~5くらいが安定感あるっていう印象です。

(みくまりの谷深に限った話をすれば、
 ちょっと内容量に対して分量が足りてなくて
 4巻くらいにして欲しかったなと思うところはあります)




【みくまりの谷深①②】

まず、女の子の絵柄が、
私の小さい頃の少女漫画の匂いが凄い。
90から00年ぽさを新しめにミックスした「におい」。
この時点で鼻血が出る。好き。

それとは別に、背景がめっちゃ細かくて綺麗。
私はこの漫画家を知らないので
アシが描いてるのかどうかはわかりませんが
表紙の絵に背景と人物の分離が見えないので
一人で書いているんだろうなと思いました。憶測ですが。

「エンブリヲ」という作品で名を知られた人のようですが
私はこの作品を知りません。
でも読んでみたくなった。


絵柄の力の入れ抜きの落差が大きいのと
女の子とそれ以外の差も大きいので
あわない人は違和感を感じるかもしれません。


世界観の匂いが、
諸星大二郎短編作品に漂ってるそれ。
くらくらです。好き。

諸星大二郎を意識してから見ていると
みせゴマ以外の力の抜き方とかは
結構同じ方向性かも知れない。


「みくまり」の単語自体は
サムライ7で覚えたんだったかな。
何もしないヒロインちゃんが
「みくまりの巫女」って呼ばれてて
井戸を探し当てたりしてた記憶がある。

その後、
個人的に東方でSS書くようになって
勉強してるうちによく見るようになった単語ですね。

早苗にそういう像を被せようかなとか
水関連ならにとりがどうかなとか
かっぱといえば人が妖怪を孕むはなしとか
ぐだぐだとかんがえて
それを昇華するつもりで1本長いのを書いています。
本当は「東方人里合同」で出すつもりでしたが
現状は人的資源の問題で頓挫しています。


とか思ってたら
この「みくまりの谷深」も河童のお話でした。

人間観点では
みくまり≒河童
の構図を引いている
(読んでいればそれは人間の恣意的見解だということはわかる)
けど
そこには被差別民とかまつろわぬ民とかの要素が
深くは語られないけど出て来てて
ニヤリとさせられる。

序盤で人間が殺しちゃう「みかぼし」ちゃん。
(日光に弱いのに
 日焼けマシーンに突っ込んで全身やけどで殺すとか
 マジでエグイ発想ですぜ…)

単に「みくまり」≒「河童」構図で考えると
みかぼしの名前が浮いてしまうのだけど
そこに被差別民とかまつろわぬ民のイメージを薄く被せると
「みくまり」という集団の印象がぼんやりと見えてきます。

そこに水棲類人猿説とか
文化的境界に発生する特殊な人類(混血)の話とか
ほんとに一瞬だけ出してくるのが
にやりとさせられつつももったいないなあって感じです。

みかぼし、やと、
被差別民、まつろわぬ民、辺りは
東方では諏訪にかかるところもあって勉強していた単語ですね。
ああん気持ちいところ突っついてくるなあって
個人的にイキそう。


隠里に住む
旧文化を色濃く残す人たちと
現代日本人の殺し合い
っていう切り取り方しても好き。

そういうシーンが
「みくまりの谷深」にもあるし
かなりショッキングで
クライマックスに来てるのだけど
そういう作品ではないと思うし
あってほしくないなとも同時に思う。



〇〇ニュータウン
を舞台にするのはこの手の話ではもう鉄板でしょうか。
境界性の文化人類学なんかによく出てくるモチーフを
おとし込むには
これ以上にフィットする舞台は現代日本にはないきがする。

ってのは
もう今書いてる前述の河童SSではない
別のリグルSSも
そういう舞台にするつもりでいたものだから
かなりギャーってなってます。
引き寄せの法則怖い。





私はあんまり漫画をたくさん読む方ではない
(小説はなおのこと読まない)
のでその小さな経験から言ってしまうのは
誤解を招くかもしれませんが

・諸星大二郎の作品諸々
 (妖怪ハンターや暗黒神話あたりの時代)
・士貴智志の「神・風」
・星野之宣「ヤマタイカ」

辺りが自分の読書経験から導引されました。

上記作品は古いものばかりですね。

本当に私は最近の漫画より
昔の作品の雰囲気が好きなんだろうと思います。
最近のは全然わかりません。

最近になって古いのを買っているので
「昔オタクだった」というよりは
「現在時点で昔の作品を好きなオタク」って
クソめんどい奴ですね。

前述で
高橋慶太朗の新作を蹴っているのと
根底にあるのは同じです。

最近の漫画で好きになって
そのままそこそこの業績挙げたのって
少女終末紀行くらいだなあ。

絵が可愛いのもそうなんですが
描かれてる世界が好きでした。
「ディストピア」とか
「誰もいない舞台」とかというより
あの絵が描くからって感じですかね。
すごく線が細い可愛い絵で
エグイ過去の残滓を書いてるって感じ。

たま http://tamaxxx.egoism.jp/
とかと同じ雰囲気。
あとは
耽美だけど破滅的なデザインのドール作家全般みたいな。
ちょっと詳しくないからパッと名前出てこないんですが…
こういう感じ http://bigakukenkyujo.jp/blog-entry-64.html

少女終末紀行の見開き絵面に
こういう雰囲気を感じてる人は
多くはなかろうと思いますが…。
私の中ではこんな感じを
さらに思い切りポップにした世界観です。
ディストピアが根底にあるのはその通りなんですが。

だからアニメ化されてしまって
「のんびりディストピアを描いた作品」
みたいに言われてしまうのだろうなってのは
ちょっと「うーん」って思うので
……アニメは見てません。



話を少しだけ戻すと
「かわいいかわいい」でない作品って
色んなものを読み重ねていくと、
全然関係ない作品同士が
元ネタとかモチーフとか知識系で
どっかでつながることがある。
その接続が私は気持ちよくって
読めば気持ちいいし、
今後もつながる末端になるって
循環に陥ってる感じですね。
きもちいい入力ループ。




話を戻すと、
「みくまりの谷深」は
表紙買い
(私は
 漫画は基本的にネット情報なしで本屋に行って
 その場で買う。
 表紙の絵がいいとかより、なんだろう
 絵柄の時もあるし雰囲気の時もあるし
 なんか「あ、これ好きそうだ」
 っていうのと
 「ああ、こういうやつは結構です…」
 っていう直感だけで買います。
 ので正確には表紙買いではないのかなと
 思いますが…)
した中でかなり当たりでした。

あとは障害児の扱いについても
私的に思うところがあって
たまに聞く
「昔は産婆さんが障害児を取り上げたときは
 ”きゅっとやって”死産だったことにした」
というのと河童の関連も
いずれ調べてみたいと思っていたところで。

それをして
「谷深」を「やみ」と読ませるタイトルは
きっと後から感じを当てたのでしょうけど
こういう言葉遊び好きなので
ここもきゅんとしたぽいんとです。

ここ1カ月くらいで
えせ表紙買いした漫画が
あと3冊ほどあります。
いずれも気に入ったので

また
レビューにもならない
よもやま話でも
エントリにしようかなと思います。





話を一番最初に戻すと
木島日記ですか?
あったんですが、
どの位置づけのものなのかよくわからない
超分厚い脚本全集みたいな佇まいのが
1冊どんとあったのですが
何かこれは最初に読むやつじゃないなって感じたので
一旦パスしました。
何だったのかわかりません。

本の裏辺りに
「柳田國男と折口信夫の仕分け対決」
とかいう一文が見えて
「……これは文豪なんたらとかと同じ類では?
 もしくは自分の持論とか概念とか思想とかを特殊能力にして戦うとか
 あれだ、一歩間違うと西尾維新と交わるやつなのでは?」
と思いました。この予感は外れていて欲しい。
学術的な討論シーンを指していて欲しい。

1冊小説を借りてるんですがまだ最初の方しかよんでません。
文章読むの本当に遅いですというか苦手です。
でも出だしの語り口が好き過ぎそうな感じがするので
腰を入れて読める時間が来るのが楽しみでなりません。

【漫画】買いました漫画。

ちょっと前のも含めて。


【ドリフターズ 5】
今更シーンを一つ一つ一つ取り上げてああだこおだいう作品でもないですね。
推しキャラは与一、と見せかけて5巻でブッチの株が急上昇です。
「にゃんこにゃんこ」

「違う時代から英雄が集まってくる」
っていうネタ自体は出尽くして手垢まみれのもの。
差別化の方法としては
2巻当たりからずっと
「1vs1バトルメインのヘルシングで扱わなかったマスコンバットをやりたいのだろうな」
と思ってみてます。

が、なかなか始まらないというか、
トヨヒサ陣営の地盤固めに乗じて世界観固めを続けている状態がいつまで続くのかなと
ほぉんの少しだけ懐疑が出てきました。
まあ最終的には綺麗に焼け野原にしてくれるのでしょうと大局的には安心していますが。

(マスコンバットはロマサガ用語ですが、
1vs1にたいして単に多対多を視点にした戦闘と言う意図をもって使いやすい言葉だなと思っています。
戦争モノとか戦略モノとか軍隊対軍隊と書くと、
戦術戦略兵站なんかを視野に入れそうだったり左記の微妙な差があって
全部を包含できなかったり余計を含んだりして不便なのでいまだにこの言葉を使っています。
もっと広い意味でというか既存の意味に縛られると面倒くさい面が出そうなので
もう使用者のいない言葉で個人的に概念持ちしている、と言う感じです。
一般的に使われる「ネームド」という言葉に対して
私は「ネームレベル」と使い続けるのと似ていますかね。
使用者が残っていない言葉なので意味合い的に融通が利くというところもあります。
各分野のオタクに監視された言葉を使って揚げ足取りされるのが嫌なので)



【デッドデッドデーモンデデデデデストラクション 5】
ドリフターズのもそうですが、これもちょっと
「この先どうなるんだろう」
(キニナル!ではなく先行きに若干の不安といういみで)
があります。
世間に漂う深刻なのに陳腐化した社会問題、って観点から
何かに切り替えたいのだろうなと言う、ターン中の停滞を感じる。
これも4までで世界観というか話の色合いは出し尽くしたかなと言う感じがあるので
この辺で切り替えが出るのだろうな。

この辺の切り替えには、
惡の華で夏祭の巻の前後に感じたような居心地の悪さを感じるかもしれないなあ
とある程度の予感と、
やはり大局的にはそれなりのところに落とすのだろうという気はしていますが。


こう考えると私はやはり4,5巻くらいで終わる漫画の方が好きなのかもしれない。



【少女終末旅行 4】
繰り返しになるようであれですが
これも3で停滞感出ていたので
(日常系反復するように見せかけて話を進めているが、
どちらがいいのかは先に進んでみないと判断付かないな、という感覚)
4でミサイルやら潜水艦やら、熱的不安定性除去機能としてぬこきのこが出てきて
ナウシカを感じています。

関係ないですが、このつるつるしてないカバーって
絵柄と相まって温かみがあっていいですね。
あと赤色だと終末感でます。

ユーの魔理沙感つよくて
「こいつ可哀想に死ねば可愛いな」とか思ってたら
丸のみされた瞬間にガッツポーズしましたごめんなさい。
別に死んでほしいわけではないですが死ぬと可愛いと思います。

1巻当初から「とてもレイマリ+もこてるだな」と思ってみてます。


【応天の門 6】
どちらかと言うと絵のために買っている漫画。
出てくる
・ジト目ショタ
・美女(≠美少女)
の絵が好きですが
・渋いおっさん
・汚いおっさん
・美女じゃない女の人
など、萌漫画ばっかり見てると出てこない絵が
それでも魅力的だという微妙なラインの作画で出てくるので
ページめくるたびに「うはー」ってなります。

加えて今回は宦官が出てきました。
ただきれいな女性絵に対してその記号を付けるとか
ギャグキャラに落としてオネエにしちゃうのではなく
見事な中性絵でした。
私自身が文章で女装ネタを多く書くようになったのもあり
また「うはー」と。

それが宦官であると改めて視線を送るコマには
堀の深い顔やうっすら出たのどぼとけに視線を送る描写があり
やはりそこの差を書いてこそなんだろうと改めて思いました。

実は複数ある進行中の東方SSの中に宦官を扱うものがあったので
改めて気を付けようと思った次第。


水彩で描いてるのだろうなと言う表紙絵にも目を引かれます。
画集をかってもいいかなあと思ってしまいます。
私は水彩絵の具がうまく使えないのでまだ先のベしますが。

もう一つ面白いのは
この本にはノベルティみたいな感じで
シールや栞が挟まってついてくるんですが
香り付きだったりなんですよね。
日本(というか中国)のお香の香り。

今回は
「伽羅の香りがするステッカーシール」
とか、少なくとも少年誌では見たことも無いノベルティ。
白檀とかは其れと意識して嗅ぐ機会もありますが、
伽羅を伽羅と意識して嗅ぐ機会はありませんでした。
いいですよねこの香り。

自分が多く視野に入れる領域とは違うところの本なので
いつも文化の違いに感心してしまいます。


推しキャラは融。
もう出てこないと思ったらまた出てきてうれしかった。


番外
【幻想的な背景を描く】
絵の技法書。
元々見たことのある人の絵での技法書だったのと
背景が書けないのと
自分で書くときにはとにかく細かく画面を埋めるのが好きなので
こういう背景は目標にいいかなと思っていたところだったので購入。

ですが、
恐らく工数が非常に多いものを複数作品、
そう厚くない本に押し込んだせいか、
「元々描ける人の"うんうん"を促すが、全然わからない人には全く参考にならない」
という技法書のお手本みたいなものでした。

せめてあの厚さの本で
1作品だけのメイキングを追ってくれる本になっていれば
良かったなあと思います。


「Shadeでパース取ること多いのでShade買ってね」
がメッセージなのでは?と思わされてしまいました。


絵を描くときに傍に置いといてチラ見の参考にするにはいいかもしれません。
多分そういう使い方をします。



おわり。

【ゲーム】世界樹5をクリアしましたが…。

世界樹の5が終わりました。
いやだいぶ前に終わってたんですが
なんか終わった瞬間にしょげ返って
記事にするのをほっぽってました。

なんかいろいろ、残念でした。


前提として私は
ゲームやるときは
1回目のクリアか
クリアの存在しないゲームでは自分が満足するまでは
web情報を見ないで進めます。



【良かった点】
キャラメイク要素が強くPTへの思い入れを強くできた。
オッドアイにできるとか細かいところがあったり
気軽にキャラの声や色を変えられるので楽しかった。
色々やってると配色バリエが増えたりノービス?なグラにできたり。

正直言ってよかった点はこれくらいです…。



【悪かった点】
二つ名システムのせいでキャラ育成方針(所謂「型」)を強く縛られる。
二つ名習得の瞬間に完成想定を覆され全再編成させられたり、
全体を通すと習得可能スキルは単に半分になっているだけで
自由度は担保されているようでされていないというか減っている。
そのため、条件後のレベルキャップ開放に対する見返りが少なく
「しなくてもいいかな」と思ってしまう。

種族縛りがだるい。
種族と職業のステータス適正が必ずしも噛合っていないため
考えれば考えるほど転職前提で新人を入れるため
グラフィックとかみ合わないキャラだらけになる。
こうするならグラフィックは完全にフリーにしてほしかった。

上記だけで、良かった点を覆しかねない。


前作までは開始時にPT方針を決めるとき以外に
休暇転職新人勧誘はほとんどしていませんでした。
でも今作は、
ゲーム中それらを何十回したかわからない。
そのたびにキャラの思い入れが途絶え
キャラ育成しなおしで時間が取られ
何のゲームやってんだかわからなくなってしまいました。



今作でついにストーリーと言う言葉が消滅した。
「新」系に譲ったと言えば聞こえはいいが……
いきなり「はい、この箱庭で遊んでね!」
っていう同人ゲームと同じ水準に。


職業のコンセプトがすべて前作までの焼き直し。
しかもインフレ調整気味。
例えば召喚枠の別枠確保によって、
召喚系の縛りがかなり緩くなり運用が安易になった。

ハーバリストの回復スキルがあまりにも潤沢、
「あったらいいな」が何でもある。しかも燃費良すぎ。

ついでに言うと状態異常への対抗策が
ハーバリストのリフレッシュくらいしかない。
状態異常耐性向上はレベルMaxにしても2/3位で効くので
はっきり言ってフロアによってはお手上げ。
ハーバリストがいるとリフレッシュは非常に低コスト。

はっきり言って、これを入れたら死なないレベル。



敵のバリエーションや行動パターンが
「難しい」ではなく「面倒くさい」に。

シリーズを重ねた作品は往々にしてこうなるのだが
(そういう観点では5まで行ったのだから必然かもしれません)
「難しい」と「面倒くさい」の境界の調整に失敗していて
やっていて「またこれかー……ダル」って思うことが多い。
堅い上に属性耐性もあるとか、
ほぼ毎ターン全体攻撃してくるとか。



また、あんまりにも全面的な障害設置で
「レベルを上げる」しか方法がなくなりがち。
例えば炎NUKE撃ってくる敵が出てきたからと
次は炎耐性を用意して挑むと
同じフロア少し進んだところに別属性のNUKE撃つ敵も出てきて
最終的に3属性全部対応しなきゃダメですとかなって
「だったら対応策考えるんじゃなくてただレベル上げるわ」
ってなる。

まあその勢いで上げすぎたのか
ラスボスが余裕すぎてラストバトルの緊張感も無く
拍子抜けでしたが。




上記のデメリットを一挙に解決するのは
「速攻・爆発」PTにしてハーバリストを入れること。
つまり、ド安定のガチ構成で「やられる前にやる」を実行する。
面白味(これは人それぞれだが)のないPTにしかならないので
行き詰まってPT編成してると嫌気がさしてくる。

ネタ構成はネタ構成で、インフレ調整もあって
はまるとバランスブレイクするだけ。
(上記の通りweb封印でやってるので)意図せず間違って
その「はまるとバランスブレイク」なPT作っちゃうと
それもそれでなんかつまらなくなってしまう。

実際に自分がクリアした時もシャーマン5人構成でした。
その前はネクロマンサー5人だったのですが
なんかHP5000くらいの幽霊を安易に作れてしまったので
全員クビにしました。


クリア時。
前3人
2人はブラニーシャーマン。
適当に強化をかけつつ、MP譲渡最大。
1人はセリアンシャーマン
MP譲渡最大と、神おろし。
武器は汎用性重視で弓。

※MP譲渡スキルは対象が二人いると
MP譲渡総量が消費を上回るため
3人で運用するとMPが永続的に回復できる。
これは前のドクトルマグスにもあったかな。

後2人
2人ともルナリアシャーマン
強化中回復と強化時回復。
状況に応じてアイテムスキルで攻撃。

全員:
的中だけ消費最低で止め、回復は的中で行う。
(実はここにもインフレ調整あり。
前作のプリンス/プリンセスでは、
同効果の強化では回復は発生しなかった。
しかも対象は一列だった。
今作は全体の上に、
同じ強化を幾ら重ねても回復する)

通常攻撃手段に乏しいので、
後列はウィンドロッド・氷牙の剣・スコピオロッド等
低消費の属性アイテムスキルを使う。
状況に応じて火を吐く弓とか杖とかに変える。

前は、
世界樹の敵の配置上
後列を優先して倒したい局面が多いため全員弓。

速度がなく準備の居るPTなので
堅いとか早いとか連携してくるとか状態異常多いとか
そういうのはシステム上どうにもならないので
もう相手にせず逃げる。

で、
ラスボスに挑んでみると
神おろしがバランスブレイカーでした。
もうなんだかなって感じ。




とまあいろいろあって
買ってしまったので
とりあえず無理やりクリアはしましたが
中盤以降結構苦行でした。


おわり

【漫画】瑠璃宮幻想古物店

漫画を買いました。

「瑠璃宮幻想古物店」1~3巻



実はこういった
・店主が女性の(あるいは美形男子の)
・店に
・風変わりな客や
・アイテムが集まり
・(ときに不思議な)事件が起こる
というテンプレを持つ作品を避けていた風があります。

理由としては
・店主が影のあるミステリアスな女性(か何考えてるのかわからない天才肌の男性)
・店は古風で、古書店か古物店か喫茶店
 (最近はアトリエや工房、キッチンといったアレンジもあるようですが。
  この場合は店主は元気でまっすぐなキャラが多い)
・途中で住み込みの弟子が登場し、主人公はむしろそっちになる
・アイテムは前の持ち主の思念を残している場合がある
・エンディングは決まって暖かいハートフル
という鉄板からほとんど動かない(※と思っているから)です。


したがって、
こういった作品で実際にバリエーションとして楽しめるポイントは
・絵
・どんなアイテムにどんな思念が残っているか
 (でもエンディングが暖かい方に固定されているので、これも概ね決まっている)
といった点に絞られる(※と思っている)。



(※と思っている)
と書いたのは「全部私の思い込みだからです」。
前述のとおりそういった作品は殆ど回避してしまっているので
読んだことがあまりありません。

表紙絵や帯の謳い文句、
メディアの取り上げ方やネット上での評判を見ての
完全に食わず嫌いですね。

なんで食わず嫌いしてるかっていうと
・笑うせぇるすまん
・アウターゾーン
・浪漫倶楽部
(・極言すれば、ドラえもんやキテレツ大百科も)
あたりで、こういったネタはもう腹いっぱい食ったからです。
古いものばかりですが、
私の中ではこの辺のテンプレからあまり動いてない(※と思っている)。

某ホリック、某ビブリア、某洋菓子店、など
ときにおりおりメインストリームとして話題になるものを
「ああ、きっとアレ系だな」と横目に感じつつスルー。

私が持っているのは古いもののイメージばかりなので
そうとは限らない作品も沢山あるのだろうから
どこかで何か新しいもの経験しておかないとなとは思っていました。


そう思ってたところに
自分のアンテナには引っかかってなかった本「瑠璃宮幻想古物店」
という文字列が本屋で目に引っかかりました。
表紙をとってみても、
むやみにキャッチくない(萌えっぽくない、耽美っぽくない)ので
これはいいかなと思って買いました。




結果として「瑠璃宮幻想古物店」は
上記で想定していたパターンから大きく外れることはなく
性格としては「笑うせぇるすまん」と感じました。

いえ、だからつまんない、というつもりはさらさらありません。

性格としては「笑うせぇるすまん」であるというのは
・エンディングは決まって暖かいハートフル
とは相当に異なります。

最近はこういった「不思議な店パターン」では
「笑うせぇるすまん」のような皮肉ったエンディングは
そんなにないのではないかなと思っています。

だからある意味では「瑠璃宮幻想古物店」に
「蟲師」なんかとの接点も感じました。

これはパターンなのでしょうが、
これは店主が、「傍観者」であることに起因していると思います。
「○○も○○も、●●次第。私は見ているだけ」みたいなやつ。



これは単純に好みの問題なのですが
私はこういう皮肉った終わりが大好きです。

ただそれは、ハッピーエンドが嫌いというわけではないです。
(上記で挙げた浪漫倶楽部は死ぬほど読み返した)

たとえて言うなら、「リバ」なんですよね。
リードするっぽいキャラとリードされるっぽいキャラがいて
その通りである前提は肯定しつつその向こうにある攻守逆転が好物というやつ
(前提を肯定しない方もいるので敢えて区別します)
を、シナリオの運びにも適用してしまった感じ。

ハッピーエンドは好きだし山々で
でもそれを裏返した時に見える別の模様が好き、みたいな感じです。



さて話が脱線しましたが。

「瑠璃宮幻想古物店」は
落ち着いた絵柄に相反して、
殆どの話が「どこかに破滅を含む結末(≠破滅的結末)」を迎えます。

3冊買ってきた内の1話目から
「美人妹と地味系姉、不思議アイテムで地味系姉の勝利。……と見せかけて二人とも破滅」
という話で

「うひゃーーーっ、好みw超好みwww」

ってなっていました。

また、後の話で破滅的部分をキャッチアップすることがあるのも
いいところかもしれません。
(破滅した姉妹の片割れは、3巻現在救われている)




途中で、
美人女店主のアンチテーゼとなるキャラが登場するので
それも好きですね。

位置取りも好きだし、この漫画におけるキャラ造形も好き。
明るい口調でいながら、バッドエンド見据えた刹那的快楽を売りつけて
「それは彼が望んだことだから」って闇を見せてくれそう。
まあただのアテ馬だろうからあまり描かれはしないキャラと思いますが。

そのアンチテーゼと対峙して
少しは美人女店主が苦悩してくれればもっと好みなんですが。
というのは、このアンチテーゼキャラが登場した時に感じたのが
・ブラックジャックのドクターキリコ
・ベクターケースファイルの中国人姉妹
でもなんかそういう感じでもなさそう。ただの当て馬くさい。



「無為自然を気取って傍観するだけで何もしないなんてのは悪と変わらない」
みたいなアンチテーゼの切り取り方もまた
傍観者主人公に対してはテンプレといえばテンプレなんですが。




ああ、そういう点でいえば
ブラックラグーンのロックの立ち位置と苦悩は、似てますね。
彼は紆余曲折経て「それは俺の趣味だ」という持論で、介入することを是としたわけですが、
これは「介入を是とする」とみると、
そうかこれは傍観者主人公というあり方全般に対する刃にもなりそう。
(ちょっとポケットに入れておこう、何かに使えそうだ…)




とりとめのない話になりましたけれど
「瑠璃宮幻想古物店」

私の中では比較的万人にお勧めできる本かなと思います。
あくまでも「比較的」。

身内にこういった話を好きな人がいない
(今は身内はみんな、ごちうさ次期!とか、ひもうとー、とかゆっている)
ので何とも客観判断がつきません。

いつも思うけど、よく私はあの中で仲良くしてもらえているよな…。