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【ざれごと】わかるよ

辛い経験を人から相談というか、愚痴として聞かされることが
私みたいな人望の薄い奴でも、
生きていれば、まあたまには、ないこともない。

そのときに
絶対言わないようにしている言葉がある。


「なあに、もっと~な人がいるんだ、気にするなって」
ついついいつもゆってしまいそうになる言葉です。



まあ勿論、相手との距離や相手の状況によっては結うこともありますが。

辛いかどうかという状態は、その人の感覚であって、主観である。
ところが
「もっと~な人が他にいる」という言葉は、
周りと比較してそこに客観を混ぜ込もうとするのだ。

立ち位置が、主観と客観、で大きく異なるため
結果として
当人の精神的には殆どいい影響を及ぼさないんじゃないだろうか。

勿論問題の解決には客観は重要だが、
これが感情論である場合は別だろう。

辛いのは当人が辛いから辛いのであって、
同じことを周りの人間が辛いと感じていないかどうかなんて関係ないのだ。



それを励みにして、ということは考えられる。
しかしそれはこの裏返しだ。
つまり

「もっと~な奴がいるんだ、気にするな」

「他にもっとがんばってる奴がいるんだからこの程度でへこたれるな」
に換言できる。

単純に鞭打つ言葉としてとらえられる場合があるはずだ。
この鞭で跳ね返ってがんばる人もいるだろうが
その逆の人もいる。

それを見極めるほど相手のことがわかっていない場合は、
つまりこの言葉は危険をはらんでいる。


だから、
この言葉は使わないようにしている。

ぽろりと口をつくこともあるし
相手をわかったつもりになってゆってしまうこともあるが。
そこはいずれ0にしていきたい。





相談や愚痴をきかされたときに
どうやって相手に感情を吐き出させるか。
解決することは私には出来ないから
吐き出すだけでも吐き出してもらいたいのだが
相手の頭をひっつかんで
口に指をつっこんでも出てこないものは出てこない。


同じようなシチュが考えられる。


「ああ、俺、もっと辛いことあってさ」
同じ理由でこれを自分の中ではNGにしている。

こういうシーンでは
自分の中の一番辛い経験を言い返してしまいがちだが
それはよくないと言うことだ。

勿論自分の経験が相手の経験に及ばない場合はこの限りではない。
その場合は、
あえてゆってしまうと、
自分は相手の相談役としては、力不足だ。
逆立ちしても無理。

ではどうするかというと
自分の経験の中で、
相手の経験と同じくらいのものだろう
似てるだろうと思うことを拾ってきて
それを使う。

そうすることで相手を刺激せず
あわよくば共感していることを伝え
相手の感情を引き出そうとしているのだ。





と。
どちらの場合にしても
私は非常に打算的だ。卑怯だ。
私は何様だ。

自分の振る舞いを振り返ってみたら吐き気がした。

さあ、
これを知ったら誰も私に何も相談なんぞせんだろう。



感性も感受性も足りないから、相手の気持ちに本当の意味で同感できない。
語彙も経験も足りないから、相手に描ける適切な言葉も出てこない。
ならば触れるべきではないという割り切りさえ出来ない臆病さがあって
その結果小手先の技術に逃げている。
しかも別にそれが特段上手というわけではない。

とにかく独りよがりに生きてきた人間へのツケなのかな、これは。