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【早苗】わたしたちはあいされています

投稿が久しぶりでこっちにアーカイビングするの忘れてました。



いわゆる「セカイ系」というやつで
「私達の見ている世界に実体など無い」
「私達の見ている世界は錯覚でしかない」
「本当の世界は私達が認識できる形とは遠くかけ離れている」
ということを根底に置いた話は
昔から書きたいと思っていました。

まあ安っぽい言葉で言ってしまえば
「EVA世代にありがちな発想」ってところになるんですが。



「真の世界」とはクラスのようなもので、
それ自体は人間からは実体を持ったものとして認識できない。
人間が認識を仲介することでインスタンス化されて初めて
「個の世界」となる。

その「認識」と言う機能が
人間、あるいは自己の外部に向けて知覚器官を有する全ての存在が
唯一世界と自分をつなぐファームウェアであって
しかもインスタンス化される「個の世界」は、その主体によって一様ではない。

別々の世界を重ね合わせたモザイクがいわゆる「共通認識的な世界」であって
実は真の世界からは大きく姿を変えたもので意味も実体も無い。
でも
共通認識によって最大公約数的に形作られているため
人間同士では余り齟齬を生じることは無いので
安穏と暮らしていける。


そのクラスを直接書き換えたり
ここのインスタンス生成をもっと上のレイヤーから操作したりする存在がいて
そいつらだけが「真の世界」の姿を知っている。



なんて突拍子も無いことをこの世界に対してぶつけたところで
どうにも実感が得られないので

そもそも作り物だと言う共通な認識を持った
「幻想郷」を基点にやって少しはわかりやすい形にしてみたかった。

「幻想郷」と「外の世界」どちらが真ということもなくて「水槽」と同じ。
共通の、全く中の住人の人智を超えた存在によって作られていて
ただの気まぐれで作りもするし消えもするし壊れもするし
中にいるキャラクタも安易に移植できる。

世界を三段階(水槽の中、学校生活、幻想郷)に構えて
それら全てに同じ要因を与えることで閉塞感につなげたかったのだけど
まああんまり巧くいってないですね。


世界と言う入れ物の脆弱さ
「我思う故に我在り」さえも疑わしいという不安感
色即是空感に虚無感を添えたようなもの



そういうのを書こうとするとどうしても
「クトゥルフ神話」
というものを避けて通れないようです。


魔法・神話・伝承・魔術・科学みたいな中で使われる単語と
クトゥルフ神話に登場する言葉は全く同列に扱っていたつもりで
今までは単純に使いやすいものをチョイスしていたんですが

いざこういうものを書こうと思うに至って
ようやく人からクトゥルフ神話の原作?を借りて読むに至りました。

もともとクトゥルフを特別好きと言うこともなくて
知識量から言えば北欧神話や天使系の知識の方が
(それはさほど多いと言うわけでもないのに)
よほど豊富です。
別に該当する作品を読んだこともなくて
それを題材にした別の作品を読んだことがあると言うだけ。

なので
このSSを書いている半ばほど(水槽を見つけるあたり)まで進んだタイミングで
「うーん、さすがに読んどいたほうがいいか」と思い
ラブクラフト大全を人から借りて読み始めて
「インスマスの影」「ニャルラトホテプ」
の2作だけとりあえず読んで大筋を完成させました。

肉付けで1ヶ月以上かかっていますが。
長すぎ。

インスマスの影を読み終わったところで
水槽にもう一工夫入れようかとも思ったんですが
その時点でかなり蛇足が過ぎる話になっていたので諦めました。




余談ですが、
ストーリーとしては関係はないのですけれど、
書いているときの感覚としては

夜伽「そのそのはそとのその」
夜伽「セカイノハテ」
夜伽「れ-fuse」
産廃「うえのほう」

に共通する感覚で書いています。
そもそも「外世界モノ」、多いです。

「セカイノハテ」同様
今作は気持ち悪く不快で評価したくない作品として捉えられていますが
評価の高かった「そのそのはそとのその」と
根底を同じくしていると言うことについては
声を大きくして叫びたいポイントであります。


いつもに比べて生地の口上が長くなっていますが
それだけいつも思ってていいたいことの根底に近いことを題材にした作品だからです。
ネチョを外して産廃に投稿するつもりも無かったのは
エロもまた大きなファクターだと思っているからです。



基本、言いたいことは、気味悪がられて、倦厭されますね。
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