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【映画】ヒステリア

映画見てきた

ちょっと前に
「こたつと、みかんと、にゃー」
って百合映画を見てきたんですけど、

あれ、その時の話って日記にしなかったか……。

今更語るのも野暮なので軽くだけ。


「こたつと、みかんと、にゃー」
公開前の下馬評?では百合映画百合映画と評されていたようですが
私の見た印象では、
一回見ただけでは真相の分からない
百合映画の皮を被ったミステリー
でした。
女の子同士のいちゃいちゃもあって百合分は多分なんですが
それに加えて
何度か見直さないとわからないだろう伏線が
山のようにあったような気がする。
気が付いたら「あれ、これって何かの回収だよね明らかに」
っていうこともあって
一回しか見なかったのはちょっと惜しかった。
嬉しい予想外でした。
多分百合好きじゃなくても楽しめる。
演技は微妙だけどそれはそれ、お釣りはくる。
(何か若手アイドル起用の映画だったらしい)

終わり。
もう公開の終わってる映画だから
web情報でも見て下さい。


で、その「こたつと、みかんと、にゃー」の上映前の予告編と、
映画館のポスターを眺めていて気になった映画が二本ありました。

「魔女と呼ばれた少女」
「ヒステリア」


「魔女と呼ばれた少女」については
7月にまた下高井戸のどっかでみれるらしいのでその時にみようと思ってます。
大学時代に偶然フラッと入った映画館でみた
「ホテルルワンダ」ってのが凄くおもしろかったのと、
「魔女と呼ばれた少女」のポスターが
何か「ホテルルワンダ」と同じ土の香りがする予告編だったので
(ただ単純にアフリカってだけだと思う)
気になったんですが、
調べてみると毛色が違いそうなので
それはそれで楽しみです。



本題。


で、もう一つの「ヒステリア」ですが
これを見てきました。

まあ内容はwebで公式ページを見て貰えればわかるんですが
「電動バイブ開発秘話」みたいな映画です。

いつの間にか東京圏での公開が終わってしまっていたので
仕方なく高崎くんだりまで見に行ってきました。
映画の入館料の3倍の交通費でございます。バカみたい。

これであんまり面白くなかったら残念だな、とか思ってたんですが。

これが想像以上に面白いじゃないですか。



東方夜伽話にアリスが実は吸血鬼で、っていうSSを投稿したことがあって
それで本格的に視界内にはいってきたので
少し勉強したいなと思ったのを発端として
魔術と科学がグラデーションしてる時代、てのに興味を持ち始めました。
まあマジックパンクみたいなのも含めてですが。

その流れで、
以前記事にした
「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」
って本を本屋で見かけて強く惹かれたわけですが

この「ヒステリア」も同時期のイギリスを舞台にしていて
未だに迷信じみた医療が行われていたり
科学が台頭してきていたり
上流階級と下流階級が明確に分かれていたり
その辺の改革が進み始めていたりと
その時代の「明るい混沌」が非常に面白いです。

石鹸とお湯で手洗いをすることで防疫になるって言うのが
迷信とされてるあの感じ。
包帯の交換など無意味、細菌の存在は
論文で証明されていながらも信じられていない、など
とてもいい。


内容はまあ、公式あらすじに書いてある通りのネタですが

女性の社会進出

科学と医療の結合
の2軸を巧く平行に描いてあって
とんとんとテンポよく進む。

ふんだんにユーモアが盛り込まれていますが
「女性特有の病気"ヒステリー"に対する医療行為(実態は手マン)」
「ヒステリーに用いる医療マッサージ器具としてのバイブ」
って言うこの映画の核心が既にユーモア。
しかもこれが史実なんだから最高です。

バイブ開発時に科学(電気)部分を担当するコトになる
主人公のパトロン(でも脇役!)が
凄くいいキャラでした。
彼やヒロインを含めた
ホモ・デメンスのいかに魅力的なことか。
「アレクシア女史〜」でも、
女にとって聡明であることは美徳だが自立を望むのは変人として描かれている。
あのころの時代背景は本当に面白い。


結局いろんなコトをひっくるめて、ハッピーエンドとなる。

主人公は今まで手で行ってきたその医療行為を
科学者の力を借りて機械に置き換え、
その製品は上流階級にバカ売れして
科学者から「キミの特許料の取り分だ」と受け取った額がとんでもなくて
主人公は一財産稼ぐわけですが

この「特許」ってのは
バイブの販売による特許料から
主人公の知識分と思われるものを相方が渡したものなのだろうか。

おそらく知的財産みたいな特許の在り方は
当時なかったんじゃないかと思う。
であれば、最悪
主人公には特許料を受ける権利はなかったんじゃないか。

電動バイブの特許申請を二人の両名義にしていたのなら
科学者の彼は超クール。
(というか電動バイブ作る話を切り出したのはむしろ彼の方)

知的財産によってヒステリーという空想上の病気を否定するに至り
その知的財産から発生した金銭で福祉施設を救った主人公の
その"知的財産"とは
紛れもなく

「手マンテク」

なんですよね。

だって電動バイブの物理的な部分(設計も含めて)は
科学者の彼の功績で
主人公は「ここが刺激できればいい」とか「このくらいの強さで」とか
そういう部分に功績があり
発生した金はそこからになるはずだ。

そう考えるとこれもまた面白すぎる。



エンディングのスタッフロールに歴史に名を残す
「マッサージ器具」が紹介されるんですが
その中に日立のものが混じってて思わず吹いた。


あと鴨。


いやあ、群馬まで足を延ばして良かった。

DVDを待つという選択肢はなかったです。

多分、私は映画も(DVDも)一つの出会いだと思ってる節がある。
映画の形で出会ったのだから映画で見たかった。

「こたつと、みかんと、にゃー」で予告編を見ずにいて
この映画のDVDを店で見かけたからと言って
DVD買うなり借りるなりして見たかどうかは疑問です。
多分しません。

実際に足を運ぶことが一つのイベント・お祭みたいな印象があって
だからこそ許せるノリってのを感じます。

高崎までわざわざ行ったのも
そういうバカを許そうって思えるイベント感がなせるものでしたし
実際この映画を見ようと思うのはイベント感が駆り立てたものでもあります。

同人誌即売会で財布の紐がゆるんだり
アレもこれも面白いって思えるのと似てる。



実はこの記事には書いてないですが
もう一つこの映画を見て収穫だったなと思うポイントがあったんですが
それはちょっとまだ発表できません。




ま、そんなわけで面白い映画でした。
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