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【駄文】晴天、転生、死と生と【日記】

朝起きると
彼女は冷たくなって地面に横たわっていた。

出会ったのはもう一月以上も前。

朝と夜。
限られた時間しか会えなかったが
それでも彼女の健在を見ては
自分の健在を言い聞かせ
それでも彼女の懸命を見ては
自分の懸命を呼び覚ましていた。

何処の男といつの間にのことだったのかは知らないが
彼女はいつのまにか新しい命を宿していた。

女手一つで
家と子を守り続ける姿。
そんな彼女の献身を見ては
自分の安心を得ていたものだ。

……そんな彼女の逞しい彼女を見ていても
それでも尚
私は破れて逃げ去ったのだ。

彼女の目に私が映っていたとは思わない。
だが
彼女の小さく萎れた姿は
私の諦めを諌め映した姿に見えて仕方が無かった。

一晩前迄
手足を一杯に広げて大切なものを守っていた姿が浮かぶ。
あの時既に
最期に向かって歩みつづけていたとは

いや、わかっていた筈だ。

所詮、彼女は。
私と出会ったときから
そのとき既に一時だけを約束された命なのだと。

なぜ目を背け
いつまでもそこにいるものだと錯覚していたのだろうか。

それが私の弱さだろうか。

最期の灯火を全力で燃え尽きさせた姿から
彼女が守り続けた家を見上げる。

主がいなくなり、
一晩手入れを怠ったその家は
急速に
そこにあった命を忘れようとしていた。

守る者がいなくなったその家は
痛み、傷つき、汚れ、壊れはじめている。

これが
命の儚さか。

死した姿そのものよりも
生を失ったその残滓こそが
こびり付いては消えてゆくものこそが
命の残り香だろうか。

彼女の目に私が映っていたとは思わない。
だが
彼女の力強く在ったその姿が
私が諦めの中に新しく道を見出す原動力になっていたように思えて仕方が無いのだ。

彼女の死と引き換えに手に入れたのだとさえ思う
その新しい朝を迎えて
私は
それでも繰り返される一日を始めようと
一歩を踏み出す。

と。

既に廃屋になった彼女の家の片隅に
今まで気付かなかった何かがあった。

それは
彼女が守り続けた
新しい命達。

母の死を知ってか知らずか
子供達は遂に生まれ出たのだ。
母の死と引き換えに
彼等は、今日、生まれた。


「誕生日、おめでとう。」


今日は、私の、誕生日だった。
------------------------------------------------
というわけで。
一応ノンフィクションSSでした。


転職活動を開始する直前、
前の職場を辞める辺りに
家のドアを開けてすぐのところに巣を張って

毎日出発時と、帰宅時に見ていた蜘蛛が
死にました。

今朝地面に落ちてるの見て
普通にショックでした orz

ちゃんと卵も産んでまして。
今日起きたら地面に落ちて死んでました。
子蜘蛛がわらわら歩いています。

奇しくも私の誕生日の朝の出来事。

なにか考えさせられました。

この記事へのコメント

ごめん、日が変わってしまったが、お誕生日おめでとう(* ̄ω ̄)_v-25

クモの子がわらわらは、バイオハザードやってから苦手だす(/ω\)
  • [2008/11/18 00:19]
  • URL |
  • トラジローの飼主
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

所で、例のモノは受け取ったかー?

飼主さま:
ありがとうございます。
今までなんだかやたらと蜘蛛に癒されている気がします。

MNEさま:
まだですorz

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