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【魔理沙】わかれはかれはわかばへかわれ

ネチョについてはパッションのままに書いた。
箒オナニー書きたかった。
箒ブルセラ(なにそれ)的なものを書きたかった。

でもちょっとネチョが足りない気がする。

魔理沙の相手が誰なのかはご想像にお任せします。
オリキャラが嫌われる傾向にあるようなので
「実はオリキャラです」って言っても
矛盾しない作品を書いてみたという面もあります。

オリキャラは本当に悪なのか?
私はそうは思わない。

しかし
変にストーリー性を持たせようとして劣化してるな。
もっとオカズ性に特化しないと。

そういう点で、
魔理沙の相手はあなたです、
とする都合のいいオカズ解釈も出来ますが
まあ難アリですな。
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 秋。
 魔法の森の木々達も、赤く色づいて洒落込む季節。同時に、活力に溢れた夏の終わりを告げる時期でもあり、華々しくもしかし物悲しいその赤は、綺麗に散りゆく木の葉の姿を彩る。
 緑のまま落ち、そのまま腐るのではなくて良かった。せめて、綺麗だと思えるその姿に変わった後で、そうして散り行けるのだから、それはそれで幸せなのかもしれないと、そう言い聞かせる。







 だめだ。だめだ、そんなこと。いくらなんでも、人として間違っている。
 そう思うのに、伸ばした手が止まらない。
 いけない。この手がそれに届いたら、それに触れて、それを掴んでしまったら、私はきっと戻れなくなる。その前に、理性でその手を止めなきゃ、止めなきゃいけないのに。

「魔理、沙……」

 体は支配されていた。
 世にある幾多の向精神魔術よりも強力に、私の心を支配して、その内側から私の体を操っている。
 薄っぺらな理性が、伸びる手を震えさせるが止まらない。心臓は跳ね、息は色づき、意識は靄がかる。

「ちょっとだけ、だから」

 そんな言い訳に意味などないとわかっているのに、お世辞にも脳みそを経由したとも思えない言葉が口をつく。

 そして、指先がそれに触れてしまった。

「ぁ……っ」

 崩壊は一瞬。それは爆発。
 いつ頃からだったか覚えていない、こんな感情が頭を埋め尽くしたのは。
 いつ頃からだったか覚えていない、私が完全に支配され、冷静な判断を受け付けなくなったのは。
 私を支配し操るもの。それは、恋心。

「だめっ、がまん、できない」

 手に取ったのは彼女愛用の箒。毎日毎日魔理沙と一緒にいて、魔理沙と体を重ねている箒。今、誰より何より魔理沙と近い存在。
 それを掴んでしまった。赤く燃えながら暗く心を凍てつかせる慕情が顔を出した状態で、それを掴んでしまった。
 箒は全く変哲の無いものだ。木、恐らくトネリコか何かで出来た柄、定期的に張り替えているだろう尻尾は魔法の森のその辺の木を乾燥させてるに違いない。
 掃除用品としての箒とは異なり、魔法使いの箒はそれ自体がフェティッシュであり、その根底をなすために柄の部分は長く使用され、術者に馴染んでゆくのだという。魔理沙は愛用のそれを指して箒ではなく、ヴェーニク、と呼んでいることもあるが、多分そういう違いなんだろう。
 そう、この箒は、だからこそ、魔理沙自身。

「魔理沙。魔理沙、魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙っ」

 それをむんずと掴む。尻尾は張り替えたばかりのようだが、そんなことはどうでもいい。
 柄の部分は使い込んだ時間を物語るように表面が研磨され、いつも手が当るところや跨る部分は少し細く削れている。手垢のこびりつき方など、その歴史を如実に現していた。
 掴んだ箒を、ぎゅっと抱きしめる。魔理沙が、毎日これに跨っているのだと思うと、この箒そのものが酷くそれは酷く興奮を掻き立ててやまない。抱きしめた箒から温もりを錯覚するほどに、私は箒に魔理沙を感じていた。
 抱きしめたままゆったりと瞼を開けると、彼女の手垢で色の変わった柄の先端が目に入る。私は吸い込まれるように、それへ口付けた。

「ん、ちゅっ……まりさ、好き、ぃ……れろ、ん」

 キス、そしてそれを通り越して嘗め回す。魔理沙の手は、こんな味がするのだろうか。木の質感、温もりの錯覚、少ししょっぱい汚れ。その全てが魔理沙で、その全てが欲しくて、その全てが私を燃え上がらせた。

 先端に唇を被せてたっぷりと唾液を塗りつける。その味と質感を口の中にしっかりと味わって、ゆっくりと先端から竿の部分へ。丁寧に、唾液をしっかりと舌に乗せてから、少しずつ少しずつ下へおろしてゆく。

「はあっ、まり、さ、魔理沙が毎日さわってるトコ……魔理沙が毎日握り締めてるとこぉ……」

 劣情に支配された私の中に、人間らしい理性は消え去っていた。箒の柄は上から五分の一くらいまでがべっとりと私の唾液で濡れそぼっていた。そうして滑る柄の表面へ、顔を寄せて頬擦りする。

「私塗れっ、魔理沙、私塗れになっちゃってるよ?」

 息が上る。箒への口奉仕は留まるところを知らず、舌で優しく撫でたり、唇で吸って扱いたり、軽く歯を立てて痕を付けたり。そうしていく内に、体の奥に、じわりじわりと熱が溜まって行く。

「も、う、だめ、しちゃうの、魔理沙とシちゃうの……」

 箒を持ったまま彼女のベッドに転がり込み、服を脱ぎ捨てて裸で箒を抱きしめる。ベッドは、魔理沙の匂いがした。シーツから、掛け布団から、枕から、強烈な魔理沙の香りがする。

「らめ、こんなの嗅いじゃったら、わらし、絶対止まらない、イクまで止まらなくなっひゃう!」

 枕が二つあることに気が付いたが、今はそんなことはどうでも良かった。目の前にいる魔理沙を抱きしめて、それに奉仕して、それとセックスすることだけが、私の中を支配していた。
 口奉仕は更に下へ。いよいよ魔理沙が跨って、股で挟んでいるあたり。
 言葉なんか無かった。ただ、ただ

「魔理沙のおまんこが毎日触れてるとこっ!れろっ、ん、魔理沙のおまんこ毎日擦れてるとこおっ!美味しいの、じゅぶ、ちゅっ、魔理沙のおまんこのトコ、美味しいっ!」

 何度か見たことのある魔理沙の下着姿を想像し、その股間をズームアップさせる。目の前にある木の棒が、その股の間に食い込んでショーツにしわを作る光景。そしてそれと同じ柄に舌を這わせて唾液をまぶして奉仕する私。空を飛んで気流が乱れるたびに、箒の柄が魔理沙のおまんこを前後にさするんだ。くいくいっ、って、マン肉に食い込んで、クリトリスに当ったりして。ショーツも引っ張られて、筋の間に食い込んで、おまんこのビラビラが少し端っこからはみ出ちゃったりして。

 妄想が勝手に淫靡な魔理沙の股間を描いてゆく。まるで彼女の秘所に直接唾液を塗っているかのように、一心不乱で奉仕して、それがそのまま自分も返って来て、突き上げられるように高まってゆく。
 再び箒の柄の先端へ口を戻して、再び唾液をしっかりとまぶす。そしてそれを胸に押し付けて。

「ん……おっぱい、もっと大きかったら、魔理沙に喜んでもらえるのに」

 唾液で滑った箒の先端で、胸の谷間を擦り上げる。そう大きくない私の胸では、挟み込む、とは行かない。

「魔理沙、何で私の事なんか好きだったの?私、魔理沙にあげられるものなんて何も無かったのに。私なんか好きになっちゃだめ、だめ、だめ、魔理沙はそのまま、アイツといた方がいいの……でも、魔理沙、好きっ!好きなの!」

 いつの間にかじっとりと湿り気を帯びている陰部を、箒の柄の中ほど、彼女の股間があたる部分に添える。唾液なんかよりずっと淫らなぬめりが広がって、相手はただの木の棒だというのに、私のヴァギナはただただそれを求めて熱を帯びていった。

「えっち、えっちさせて。貴方と一緒になれない私に、せめて箒でえっちさせて。魔理沙のおまんこきゅっきゅあたるトコに、私のまんこ擦らせて、イかせてえっ!」

 ぐぐっ、っと強くヴァギナにそれを押し付けて、そのまま上下へこすり付ける。淫汁が柄に広がって滑りを増し、でも次から次へ湧き出る汁が箒とまんこをなじませてゆく。

「こすれるっ、まんこ魔理沙と擦れてるっ!もっと、もっとおまんこしてええっ!」

 彼女の家の中だというのに、なりも振りも構わぬままに、オナニーに耽る私。魔理沙への恋心を、いや、最早終わった恋心の残滓を、腐らせて尚胸に留めてしまった私は、恋などと言う綺麗な感情を既に持ってはいなかった。ただ、ただ彼女が欲しい。セックスしたい。大切に思う気持ちは恋敵に奪われ、でもそれを求める気持ちだけが未だにむくむくと成長し続け。

「クリ、クリ剥けてっ、むけて直接こしゅれてう!ラヴィアとクリトリスが魔理沙のおまんこと擦れて、きもぢいいいっっっっ!!」

 硬くしこった剥き出しのクリトリスを、容赦なく攻め立てる。私、クリトリス大きくて恥ずかしいんだけど、ひとりエッチのときは、凄く気持ちよくなれるから、好き。鋭く突き抜ける感触が痛いくらいだというのに、それでもお腹の中にどろっとした熱が溜まって行き、それを吐き出さんとする勢いで愛液が噴出していた。

「でかクリ、いひっ!やらしいでかクリオナニーしゅごいっ、んちゅ、ん、んぷ……んろ…、ぴちゃ、あ、ヒぅ、あああっ!お、お゛お゛ぁ゛ぁ……」

 魔理沙のヴァギナに自分のそれを擦り付けて腰をかくかくと動かすのを忘れぬままに、魔理沙へキスの雨を降らせる。が、股間から生まれる快感を前に喘ぎ声を漏らしてしまい、あっという間にそんな余裕は無くなって、ひたすら箒の柄でのオナニーに耽って獣みたいな汚い声を上げていた。

 手に持っているわけに行かず、伝えるわけにも行かず、目を閉じて投げ捨てたはずの恋心。でもそれは未だに髪の毛の後ろの方にくっついたまま引き摺っていて、そして今凶暴にその姿を現して私の胸を食い荒らしていた。
 ダメなのに、ダメなのに止められない。私じゃ魔理沙を幸せに出来ないのに、魔理沙が欲しくて止まらない。
 どうしよう。私、こんな気持ち抱きながら生きていかなきゃいけないの?こんな渇き、ずっとなんて耐えられそうに無い。

「まり、さぁ……っ!」

 ぐぐ、と魔理沙をクリトリスに強く押し付けたところで、満足には至らないまでも、一応のアクメに達して、ベッドの上に四肢を投げ出した。

「……最低」

 ポツリと漏れた言葉は、口ではなく目尻から、塩辛い水になって零れ落ちた。







 まったく。やはり骨董品は骨董品で、他人のものは他人のものってことか。

「あのムーントリマーの作者の箒だって聞いたから期待してたのに、私の箒の方が使いやすいぜ。」

 自分の箒も、書物で読んだそれを、わかる範囲で模倣して作ったのだが、如何せん慣れの問題もある。それよりか、幾らかコーナリングを犠牲にしてでも向上させたスピードや、小賢しい機能を抜いたりして飛行時の霊力消費を抑えたり、最早似ても似付かぬ別物なのが大きいかもしれない。
 この箒は手に入れるのにはそれなりの苦労を要した。本当に欲しいものだったから、勝手に借りたりせず、本当に譲ってもらえるまで、相手の条件を満たすものを提出し続けて、そしてようやく手にしたのだ。
 だのに、思ったほどのものではなくて、だからそれが悔しくて、結局一晩中試運転を続けた後に諦めた。
 これはやっぱりただの骨董品だ。そう言い聞かせて家に帰るところだ。

「パチェのヤツにでもやるか。でもアイツ箒使わないしな。アイツ魔法使いっつうよりシャーマンだからなあ。霊夢にやっても普通に掃き掃除に使いそうだし……」

 ぶつくさと文句を言いながら自宅の前に来て気付いた。
 家の中に誰か、いる。

「アリスでも来てるのかな。これでこっそり覗いて何かピタリ言い当てて驚かせてやるぜ。それとも光学迷彩で忍び込んだにとりか?メイドはこんなところに来ないだろうケド……さあ、だれだろうな?」

 私はそっとドアではなく窓のほうへ回りこみ、いつぞやに地底探索をしたときに渡された魔法道具を勝手に改造した「ヒソヒSAW」(私命名)を起動させる。発信機を遠隔操作で部屋の中へ進入させて、受信機のスイッチを入れるが。

「ザ、s……kい……ザ、ザザ……」

 映像も見えない。音声もこのザマだ。こいつ、周波数の自動調整がうまく行ってないんだよな。
 受信機の周波数を送信機側に合わせようとするが、なかなか見つからない。その間に何か音声らしきものは聞えるが、全く聞き取れず、勿論映像など届かない。
 一ダイアルずつずらしながら根気よく探していると、徐々に音声が届いてきた。映像も、砂嵐の向こうで動く何かを捕らえている。

「お、あったあった。」

 悪戯心がくすくすと笑っている。
 一つダイアルを回すたびに、部屋の中の様子が明らかになってゆく。 そして見えたものは。

「なっ、なに、して……」

 映し出された映像には、私のベッドに横たわって、私の箒を抱きしめながら声を上げている少女の姿。

『も、う、だめ、しちゃうの、魔理沙とシちゃうの……』

 一体何が起こってる?
 何でアイツが私のベッドの上で、私、って私の箒……?
 いきなり頭の中が混乱を極める。魔法道具を中継して見ている映像と音声故か、妙に現実感が無い。この壁の一枚向こうで、アイツが、私の、私の箒で、自慰に耽っているということが、現実というよりは、私の性欲を掻き立てる恣意的な創作物にさえ見えてしまう。

『らめ、こんなの嗅いじゃったら、わらし、絶対止まらない、イクまで止まらなくなっひゃう!』

 部屋の中の行為は一層激しさを増していく。映像の中の彼女は、衣服を脱ぎ捨てて、完全にナマの陰部を私の箒に――あれは、私が跨るくらいのところか――擦り付けて喘ぎ、狂ったように腰を振っている。箒の柄に、滴り筋が出来るほど、彼女の淫液が塗りつけられていた。

「な、んで……」

 言葉が出ない。全力疾走した後みたいに胸が跳ね回り、口の中がぱりぱりと乾く。無意識の内に、その顔をアップにして、私の目の前にいるくらいに視界へ映し出した。
 箒の先端へキスをして、更にそれを嘗め回している彼女。私はそれに唇を重ねたくて、目前の映像へ舌を伸ばす。勿論映像に触感は無く、私は彼女の舌の変わりに、自分の指を代役に立てた。

「ん、ちゅっ、れろ……そ、そんな風に激しくなめられひゃら」

 唇で自分の指をしゃぶり上げ、指は私の口中を蹂躙する。それが彼女の舌の様に本当に思えて、目の前に見えるその姿は確かに舌を伸ばして淫らに一心不乱に奉仕するその表情。その熱っぽく惚けた表情と、舌使いに、蕩かされる。

「んむっ、じゅる!ちゅううっ……じゅぼ、ぐじゅ」

 わざと唾液を含ませて、セルフ指フェラに耽る。じん、とお腹の底が熱くなって、それを追うように疼きが広がってゆく。
もたれかかっていた家の壁に、完全に体重を預けて股を開いてスカートをたくし上げる。ショーツはもう湿り気を帯びていた。粘る水分を含んで陰部にぴったり張り付いた布の上からそこに指を乗せて前後に擦ると、ぬるっ、と浮いたような滑りが支配していた。

「っむいうぅ……、わたし、振ったくせに、にゃん、へぇ」

 目の前の光景に疑問を感じながらも、想いを寄せる相手の痴態を前にして、欲望に歯止めをかけることなどできない。
 映像を顔のアップから少し引き、箒の柄でシているその行為が良く見える構図へ。獣のように私の箒に性欲をぶつけるその姿が、私の我慢を一瞬で突き崩した。
 左手でセルフ指フェラを続けたまま、右手は布越しにクレヴァスをなぞって擦り、時たま尖ったクリトリスの先端に指を当てる。

「んひ、ぁ……嫌いだって、私の事、嫌いだって、おぁ、いったくしぇに……なんで私の箒でオナってんだよっ。なんでそんなエロい声で私の名前呼んでんだ、よぉおっ」

『魔理沙のおまんこが毎日触れてるとこっ!れろっ、ん、魔理沙のおまんこ毎日擦れてるとこおっ!美味しいの、じゅぶ、ちゅっ、魔理沙のおまんこのトコ、美味しいっ!』

 アイツが、私のまんこと擦れてるとこ、舐めてる、私のまんこ、なめて、るぅ……!

 手まんこののペースが上り、布の上で淫液が泡立つ。クリトリスへの刺激を増やして、自分を追い詰めてゆく。

『こすれるっ、まんこ魔理沙と擦れてるっ!もっと、もっとおまんこしてええっ!』
「する、マンズリするっ!私のまんこに、こすり、もっと強く擦り付けて!クリどうしこりこりさせてええっ!!」

 映像の中のエロ映像が上り詰めるに従って私もアクメに近づく。ぐちょぐちょになったショーツの下で向けきった淫核を、きゅっと摘み上げてそのまま扱く。

「ァヒい!クリ、くりしゅごいぃ!もっろ、もっろしえ、クリしごきもっとおおおお!」

 箒と擦れるマン汁塗れの局部映像に食い入りながら、その箒の柄に自分のワレメを重ねて想像する。むき出しになったクリトリス同士が、淫液でぬめりながら互いに互いを刺激しあっている。先端同士を突きあい、側面で擦り上げ、あいつの先端が私の根元をぐりぐりと押し込んだと思うと、私の裏っかわを先端で根元から上に扱き上げたり。
 勿論全部自分の指でしているのだが、そんなことは獣欲に支配された私にはどうでもいいことだった。目の前で好きな女が乱れていて、その好きなところを好きなように見られる。いやらしく勃起した乳首もクリトリスも、全部好きなように視姦出来る。こんなに燃え上がるズリネタが、あるか。

「ぁ、ぉ、くひ!好き、好きだっ!もっと私を、犯して、犯して!」

 壁の向こうに届くかもしれないほど大きな声で、嬌声を上げる。だが、耳に届く声は、私のそれをすっかりと掻き消していた。

『えっち、えっちさせて。貴方と一緒になれない私に、せめて箒でえっちさせて。魔理沙のおまんこきゅっきゅあたるトコに、私のまんこ擦らせて、イかせてえっ!』
「ああ、ああっ!まんこ擦り付けて、勃起しまくったクリとかはみだしまくったびらびらとか、ぐっちょぐちょに牝汁で濡れまくったぬるぬるまんこ同士こすって、えっち、えっちして!わたしもいかせて!!」

『んちゅ、ん、んぷ……んろ…、ぴちゃ、あ、ヒぅ、あああっ!お、お゛お゛ぁ゛ぁ……』
「あ゛、うぉえ、ひィぃん……かんじゆ、わたしもマンズリせっくすきもちいいっ!」

 機械みたいに自分の股間に私の箒をすり付けている映像を見ながら、指ペニスをぐずぐずと秘裂に押し入れる。開ききったそこは指を三本難なく受け入れる。内側では肉の輪が指チンポをきゅっと締め付けてきた。

「指チンポしてる……おまんこの置くまで指突っ込んで、引っ掻き回して、覗きオナニーでイきそう、イきそうっ!」

 指フェラをやめて両手を使い、本気でマンコキに耽る。ぱっくり割れて中身まで曝け出しているまんこだけでなく、それを責め続ける両の手とも本気汁でぐっちゃり濡れてしまっている。股の間にあるものは全てどろどろに滑って、それゆえどこと擦れても快感に直結する。右手の指は淫壷をずんずんと進んで奥を滅茶苦茶に掻き回し、左手はそれを半ば捻り切るほどに強くクリトリスを苛めている。

『まり、さぁ……っ!』
「~~~っ!!」

 アイツがひときわ高く可愛い声で私を呼んで、背筋をぴんと張るのを見て、私も股間を抱え込むように縮こまり、足の爪先をきゅっと伸ばして、体中を打ち振るわせる。
 私達は、オナニーで、ほぼ同時にオーガズムに達した。

『……最低』

 ヒソヒSAWから聞えてきた言葉に、覗きがばれたのかと思って映像に目をやるが、そうではないらしい。
 目に涙を浮かべてシーツの端を掴んだままベッドで熔けている彼女の姿は、淫靡でそして哀愁に包まれていた。

「なんで……泣くんだよ。私を振っておいて」

 私も、泣きたくなった。







 魔理沙が帰ってきたら困る。
 自責の念と絶頂のあとの浮遊感の両方に漂っている時間に見切りをつけて、私はベッドから立ち上がって服を着なおす。股の間が、気持ち悪い。
 とりあえず箒を拭いておこう、と布巾を探す。どこにあったっけ。昔はこの辺にあったのに、魔理沙に別れを告げて暫く来ない内に、彼女が配置を変えてしまったらしい。私がこの家においていた細かいものも、全て無くなっている。
 もう、この家に私の居場所は無いんだと痛感して、立ち尽くしてしまった。

「……しかた、ないじゃない。私が振ったんだから。当たり前よ」

 乾いたはずの目尻がまた濡れてしまいそうになったので、慌てて再び布巾を捜す。

「あーあ、つかれたぜ」

 突然、扉が開いて魔理沙の声が響いた。

「!?ま、魔理沙?!」

 ま、まずいっ箒、拭けなかった。他のところは……ベッドは元通り適当にくしゃっといたし、私の服も、ちゃんと着なおしてるし、大丈夫かな。違うのは股の間くらいだけど、それは気付かれるはずもない。
 吹き出る冷や汗に、抑えろ、抑えろと言い聞かせる。

「おう、いたのか。ごめん、ちょっと新しい箒の試し乗りしてて。来るって言ってくれれば、空けなかったのに。」

 そうか、それで箒が置きっ放しだったのか。
 彼女は、あー疲れたー、と言いながらどっかとベッドに腰を下ろす。椅子は私に使えという合図だ。

「う、ううん、ごめん。勝手に合鍵、使っちゃって」

 私はさりげなく箒を戻して椅子に座ろうとしたが、魔理沙が疑問の声を上げる。

「いいっていいって。それより、私の箒もって何してるんだ?」
「え、ええっと、その、箒があるのに魔理沙がいないのがおかしいな、と思って、なんか持ち歩いたまま部屋の中探してただけ、なの。」
「そっか。この通り、ちょっとレトロで面白い箒を手に入れてな。試し乗りしてたんだけど、いまいちだったぜ。やっぱりそいつが一番だ。」

 そういって私のほうに手を出してくる。箒を渡せということらしい。焦る色を出さないように、彼女の箒を見る。柄の濡れは、もう無い。乾いている。悟られないように上から下へ何度も見返して確認し、それを手渡す。
 何か、ばれる要素は他にないか?大丈夫、ばれない。アレでオナニーしてたことなんて、もうばれない。

「あー。」
「えっ!?」
「ええ!?」

 魔理沙が、口を開いたことに過剰に反応してしまう。それに驚いてまた魔理沙が声を上げた。

「ど、どうした?」
「え、いや、なんでもないの。気にしないで。」
「そ、そうか。」

 やばい。ぎこちなくなってる。何とか自然に取り繕わないと。

「何か、言いかけてなかった?」
「ああ、この箒、いるか?ちゃんと魔術的に使うなら、なんだけど。ゴミを掃いたり、ただの蒐集物にしたりするならやらないが。」
「別にいらないわよ。あんたがわざわざ手に入れてきたものなんでしょう?」
「そうなんだが……私もちゃんと使ってやる自信が無くて」
「私も無いわよ。普段からそういう風に箒使ってないでしょう、私」
「そだな。」

 ふう、と一息ついてその新しく手に入れたらしい箒を軒先に立てかける。そして元の自分の箒に頬擦り。

「やっぱお前が一番だぜ」
「ちょ!!」
「今度はなんだよ」
「あ、え、な、なんでもない」
「おかしなヤツだなあ」

 あー、やばい。これは早めに退散した方がいい。要件だけ伝えてさっさと帰ろう。

「で、わざわざ来た用件なんだけど」
「おう。用があってきたのか」
「用もなく来る様な仲じゃないでしょう、もう」
「……そう、だな」

 ちくりと胸が痛んだ。喉の奥に苦いものが湧き上がる。

「貴方だけ返信が来ていないって、来週の集会の出欠確認」
「ああ、忘れてたっぜ。別に暇だから行くぜ。出席はするが、一体なんだ?宴会か?」
「……わからないけれど。剣呑とした感じだったわね。」

 私は大体その理由を知っているが、私が言うよりは、集会の企画者本人からきちんとした形で伝えた方がいいだろう。

「というわけだから。ちゃんと八雲家に伝言霊珠(メッセンジャー)飛ばしておきなさいよ?」
「わーったよ。」

 魔理沙が仕方なさげにといいつつも肯定したので、私はさっさと帰ることにした。これ以上ぼろを出したら拙い。

「じゃ、帰るわ」
「おう」

 おう、か。
 昔は、もっとゆっくりしてけよ、とか言ってくれたのに。結局そのまま泊ってしまったり。
 まだ甘酸っぱい思い出には出来そうになかった。こんなにも、苦くて、痛い。
 私はじゃあね、と言い残して、魔理沙の家を後にした。







 緑の葉が全て赤に変わり、そしてそれは全て地に落ちる。冬の寒さに凍えるのは、なにも木々だけではない。
 人の心とて、四季を巡って繰り返すが如く、入れ替わり、生まれ変わり。
 それを繰り返し積分することが、生きるということなのだから。
 時には、厳しい冬がこそ必要なときも、ある。







「じゃ、帰るわ」
「おう」

 いつもの私なら、折角来たんだしお茶でも飲んで行けよ、とか言うところだが、そんな余裕は無かった。
 体の疼きはまだ治まっていない。一回イって気が済んだと思っていたのに、あいつの顔を見たら、またぶり返してしまって。
 好きだ。傍にいて欲しい。でも、それは叶わないとわかってる。
 叶わないのか?
 だったら何であいつは私の家で、あんな風に私の名を呼びながら自慰していたんだ?
 わからない。あいつが何を考えているのか。私は確かに振られた。それ以来、私に対してとてもそっけない。前なら、晩御飯は?無いなら作っていくけど、なんて言って、結局そのまま一緒に食べて泊っていったりしたのに。

 それだったら。それなら私は早く一人になりたかった。

 早く、この疼きを、治めたかった。

「じゃあね」

 軽い別れの挨拶を残して、彼女は帰って行った。
 それから、じっと、ベッドに腰掛けたまま、数を数える。ペースが崩れそうになるのを、必死で整えながら、三百数える。
 そして、三百のカウントが終わった瞬間、私はベッドから跳ね上がって箒を掴む。
 シたい。あいつがナマまんこに擦り付けてたこの箒を使って、もっと思い切りオナニーして、何度も何度も果てたい。そのために箒を拭かせる暇を与えずにそれを取り返したんだ。
 五分も経てば普通は熱が引いてその気も無くなりそうなものなのに、そんなことは全然無くて。彼女がこの家から距離を取るまでの三百数える間、ずっと、陰部がひくついて刺激を求め続けていた。クリトリスは半立ちで臨界前。少しずつ少しずつガマン汁が垂れて、自分自身へのお預けに対して、疼きは治まるどころか高まり続けていた。
 ……それだけまだ、あいつの事が、欲しいんだ。

 手に取った箒の、中ほどに鼻を近づける。つんと匂う、牝汁の匂いが、しっかりとこびりついていた。

「くん、はっ、はっ、あいつの、マン汁の匂い……!ここ、マン汁だらけだったっ!!」

 その匂いで理性が薄氷。そして崩れ割れる。
 思い切り舌を垂らして、箒の柄を舐める。愛液だらけだったそこを、私は一心不乱に舐めた。

「ふーっ!ふーっ!はっ、はあっ!んろ……じゅりゅっ」

 味がするかどうかなんてどうでも良かった。いや、味はした。したように思えた。確かに、あいつのをクンニしたときの酸っぱくてしょっぱい、そして甘美で淫靡な味が。

「おいしい、あいつの、まんこの味っ!ぐちゃぐちゃにマン汁で濡れたあそこの味するうっ!クリトリス擦り付けて、はみ出たマン肉擦り付けて、あいつがイった時の、本気汁の味するうっ!!」

 舐めてるだけなのに、さっきの何倍も、下腹部が暴れてる。ここに欲しいと、刺激が欲しいと、半立ちだったクリトリスが完全に腫れ上がって、まんこはぱっくり割れて奥がうぞうぞ蠢いている。きゅっと時折収縮する膣に押し出されて白く濁った本気汁が、触ってもいないのに溢れ垂れていた。

 外から覗き見て、あいつのがマスターベーションに使っていたあたりを、ひとしきり嘗め尽くした頃には、私はすっかりとケダモノになっていた。さっきみたいに淫裂に指を、今度は四本ぶち込んで、それが女にとって大事の扱いだとは到底思えないほどの乱暴な動きで掻き回しクリトリスも指の腹でではなく爪を立てて思いっきり引掻くみたいに。普段ならこんなの痛いだけで感じるはずも無いのに、今は何かが違う。痛みさえ気持ちがいい。いや、痛いからこそ、あいつを私の体に焼き付けているかのように思えて、それがただひたすらに気持ちがいい。体がそれを求めている。
 もしアイツに膣も子宮もぶち壊されて子供も産めない体になったとしても、今の私は血まみれになった絶頂しまくって悦ぶだろう。
 
「だって、だって!お前に嫌いって言われても、私はまだお前が、お前が欲しくてたまんないんだっ!ガマンして、ガマンして、ガマンしてたのにいきなりなんで、あんなことしてっ!お前のせいで私ン中、もうぐちゃぐちゃになってるだろうっっ!どうすんだよ、どうすんだよこれえ!!」

 掌のほとんどを飲み込んで、大きく口を開けたままになってしまっている牝壷に、箒の柄の先を宛がう。あいつがキスの雨を降らせて、ひっきりなしに嘗め回し、歯を立てていたそれを。

「入れる、いれちゃうっ!私のまんこに、これ入れちゃう!」

 ためらいなくその棒を、突き入れる。

「んお、ご……あ゛、き、た、ぁっ、まんこに、奥まできた、ごりごり私の奥掘って、掘り進んでえ゛、ひ、ぐぅっ!」

 子宮口まで一直線に貫き、そのままかき回す。箒の柄は長くて、扱いづらい。自然と自分の腰を動かしてそれを貪るように変化する。
 大股を開いてその間に愛おしいフェティッシュと化した箒を置き、先端をまんこに突っ込んだまま両手でそれを固定する。そのまま腰を上下左右前後に、ベッドのバネを使って滅茶苦茶に動かし、箒とセックスする。
「おぐっ、おぐぅ!膣の天井も゛、下のほうも、全部、ぜんびゅ、えぐれる、ごりごりえぐれへ、ぎもぢい゛いぃぃ゛イィッッッ!!」

 あちこちが裂けているかも知れない。でも、そんなこと気にならなかった。アイツに犯されている気分になれて、とにかくセックスの事しか考えられない。まんこに何か突っ込んでいるだけで頭が真っ白になって、それが動くたびに意識が一瞬飛ぶ。その一瞬の喪神が麻薬のように脳みそに快楽液を注ぎ込んで、頭も体も膣も子宮も、全部がそれで満たされてゆく法悦と幸福感。獣に成り下がってひたすら性欲のままにそれを求めることが、なんと気持ちのいいことだろう。
 めんどくさい。好きとか嫌いとか、惚れたとか腫れたとか、そんなことは面倒くさい。欲しいと思った相手と、ただセックスできればいい。それだけで、なんて充足感。

 クリトリスへの刺激無しに、箒の柄でただ乱暴に子宮口を押し潰したその感覚だけで、最後の一線を突破しようとしていた。

「いい゛ヒっ!おく、おく潰されるの、いいっっ!!子宮口をがりがり削られるの、しゅごいおおおおおオぉお゛オ゛あァぁあああ゛!!こわれゆ、まんここわれう!!もうぐっぱり開いたまんま、まんことじなくなっちゃう!筋切れてしまらにゃいがばがばのまんこになっひゃううおおおおおおおっ!!」

 そして、箒の逆側の先を向こうの壁に当てて、そのまま、ぐん、と体をその壁の方へ突き進める。
 がりっ、っと鈍い音がお腹の底に響いて、へその下辺りが歪な形に突き膨らんだ。
 瞬間、頭が破裂した。視界が無い。絶頂の瞬間の電気みたいな爆発だけが脳みそにあって、他の一切は消え去っていた。背筋が逆側に折れてしまいそうなほど反り返り、突っ張った脚に篭る力が強すぎて、シーツが破ける。

「かっ、ひぅ!~~~!~~~~~~~っっっ!!」

 声が出ない。
 体の弛緩と緊張が滅茶苦茶に混乱し、体中が強張っているというのに、首から上と、下半身の一部だけは、全く弛緩していた。舌から力が抜け、それが嘔吐物かのように、口の端から垂れる。涙と鼻水と涎が緩慢に溢れ出して垂れていた。白目を剥いて舌をはみ出し、液体を零した顔で、壊れた絶頂を味わう。
 次いで、箒に圧迫されたのと下半身が弛緩したのに誘われて、小便が勢いよく噴出して破れたシーツを臭く染め上げる。狂ったオーガズムに失神し、体の強張りから解き放たれて体がベッドに沈んだ後も、その残滓がちょろちょろと流れ出ていた。







「よっす」
「あら、何の用?」

 私は平静を装って彼女の家に上がり込む。昔のよしみもあって、不審がられることもなかった。

「別に、お前の顔が見たくなっただけだ」
「な、何言ってるのよ。そう言うのは、終わったって言ったじゃない。」

 否定しながらも顔を赤くしている。こいつは一体、私をどういう目で見ているんだ。私の家であんなに激しく私を叫んでオナニーしていたのに、私を受け入れもしない。ただ素直じゃないのかとも思ったがどこか違う。

「ああ、うん。でもまあ、たまには良いだろ、そう言うのも」
「まあ、たまにはね。じゃあお茶でも入れてくるわ。呑むにはまだ、早いでしょう?」
「ああ。」

 そう言って、茶を淹れにその場を去る。
 あれから私に変化が訪れていた。私は彼女のことを好きなのではないのではないかと、疑問が浮かんだのだ。私が恋をしている相手は、別にいる。ただ、それを上回るくらいの純粋で単純な性欲だけが、彼女に向いていて、それを止められない。体の相性がどうとかそう言う話ではない。理性とか理屈とか、理のつくもので整理出来る感情じゃない。
 あいつとセックスして、気持ちよければ後はどうでもよい。
 ただ、強く、強く強く強くセックスしたいと願い、体がそれを求めていた。
 でも、それは本当に、ほんとうなのか。どちらが、ほんとうなのか。
 それを確かめたい。
 だから今日、ここに来たのだ。

「お待たせ。どうぞ」
「ああ、ありがと」

 お茶を差し出す彼女の表情が、どことなく輝いて見える。昔私と付き合っていた頃、こんな風に生き生きとしていただろうか。

「そういえば、二人でこうやってお茶するのも久しぶりね。」
「そう、だな」

 茶を一口。
 懐かしい味だった。
 苦みと甘み。それが彼女の言う茶のうまさだった。それを上手くコントロールする彼女のお茶は、いつも格別だった。
 でも今日の茶は、少し、苦みが強い。

「昔はこうして、だらだら時間を過ごしてたもんだよな」
「そうね。」

 私と違って相変わらず上品に飲む。こいつは座ってるだけでも絵になるんだよな。
 目を細めてその様子を見ていると、彼女が口を開いた。

「昔話を、しに来たの?」
「半分当たりで、半分違う」

 訝しげに私を見ている。何か言いたいならさっさと続けなさいよと言う目だ。

「なあ、お前、私を振っただろう。」
「……そうね」
「お前は、好きな奴とかいるのかよ?」
「本当に、昔話をしに来たのね、今更」

 我ながら直球過ぎたかも知れない。でも、私はこういうやり方しか、知らないんだ。

「どうなんだよ」
「関係ないわ。好きと嫌いは、対義語じゃないのよ。わかるでしょう?魔理沙のことは、好きより嫌いの方が少しばかり大きくて、私はそれに途中で気付いてしまった。それと、何より大きな理由は、あのときに言った筈よ。私自身、もう口にしたいことじゃないの。」
「あんな理由、後付だろう。あのとき私は他に好きな奴がいるんだろうって、その理由を補完できるもっといい相手がいるんだろうって、そう思って」
「それは本当よ。魔理沙より理想的な人が、身近にいるの。でも、だからってその相手が私をどう思ってるかは、別だわ。」

 揺れる茶の水面に視線を投げ入れている。さっきの生き生きした表情は、何だったのだろう。

「そんなの、そんなの空しすぎるだろう」
「でもそれが本当なの。仕方ないわ。」
「『ほんとう』?本当にほんとうなのか?」
「どういう意味?」
「私の事が嫌いで、そいつのことが好きだって言う、その気持ちが、ほんとうなのかって聞いてるんだよ」

 落としていた視線が、ほんの少しだけ、泳いだ。

「本当にほんとうかなんて、重要なことかしら」
「え?」
「結果を動かすのは、本当のほんとうではなくって、本当だと思うほんとうなんじゃないのかしら」
「それこそ、空しいばかりじゃないか」
「実らないならね。実るなら、それも悪くは無いんじゃないの」
「不毛だな」
「私の場合は実らないって言うだけよ。哲学そのものは間違ってないわ、多分」

 苦い笑いを貼り付けて、道化になろうとしているようだった。

「お茶がな」
「え?」
「このお茶が、苦いんだよ」
「……それは失礼したわ」
「お前のお茶は、気分に迷いがあると、甘くなるか、苦くなるか、どっちかなんだ。お前は気付いてないかもしれないが」

 私が視線で目を貫くと、それを避けるように目を逸らせた。

「知ったような口を」
「知ったようなじゃない。知ってるんだ。」

 そこで言葉を打ち切ってじっと彼女の顔を見る。視線を逸らせて逃げている自分に気付いているのだろう。彼女はちらちらと私の視線に自分のそれを絡めようとしては来るが、それを続けられずにまたずらす、を繰り返して、時折私が苦いといったその茶に救いを求めるように目線を投げたりそれに口をつけたりしている。
 言葉は無く、重くのしかかるくすんだ色の空気が、だというのに互いの胸の裡をぼんやりと投影していた。

「私は」

 彼女を責めるつもりだったのに、その時間に耐え切れずに先に口を開いたのは、情けないかな、私の方だった。

「お前が何者かなんて、どこから来たかなんて、人間だとか人間じゃないとかなんて、そんなことどうでも良かったんだ。」
「よくないわ。」

 目を合わせぬまま、現実を見ないようにしているように、私の言葉を弾き返そうとする言葉は、しかしそれゆえに空虚だ。

「じゃあなんだ、お前が人間だったら私の事を好きでいられて、人間じゃないから私の事が嫌いなのか。私が人間じゃなくなったら、人間じゃないお前は私を好きでいるのか?そんなに不安定なものなのかよ、お前の気持ちって言うのは」
「……そうよ。魔理沙は人間。私は、人間ではない。それがほんとうでしょう」
「ほんとうか?人間の私を、お前は好きじゃないと」
「ほんとうよ。好きじゃないわけじゃない。嫌いが大きい、それだけ。」

 頑なだ。らしいといえば、らしい。
 その頑固さに苛立ちを覚えつつも、どこかほっとしている私がいた。それこそ、こいつだ。

「私は、確かめたいんだ。」
「なに?」
「あの日、お前への気持ちは吹っ切れたと思っていたんだ。お前がそれを望むなら、私は身を引くしかないって。傍にいてお前が辛いなら、私は傍にいないことでその苦しさを引受けようって、思ったんだ。」

 雨の音が、今も耳に焼き付いてはなれない。砂利を噛む指。私を足元に見下ろす彼女。雨と涙が混じった味。
 発端は些細なことだった気がする。でも、それまで蓋をし続けて見えない振りをしていた暗い何かが、それをきっかけに噴出したんだ。だから、それは仕方の無い結果だった。いずれ来る終焉を、早めたに過ぎない。それがお互いのためだったんだと、自分に言い聞かせてきた。
 でも。それも先日崩れた。
 やっぱり私はどうしようもなく彼女の事が欲しくて、そして。

「お前は、私の事を嫌いだって言ったよな」
「嫌いの方が大きいって言ったのよ。好きが掻き消されるから、まあ、ほぼ同義だけれど。そうね、そういう点で言えば、嫌いよ。魔理沙の事。」

 一息の沈黙。
 そして私は、抜き身の刃を彼女の前に差し出した。

「お前、嫌いな奴の家で、嫌いな奴をオカズに一人エッチするのかよ」

 彼女が凍りつく音が聞えた。
 私のそれと合わぬままぶれ続けていた視線が、ぴたり、下のほうを向いて動かなくなる。

「な、んの」
「この間、集会の伝言に来たときだよ。全部見てた。」
「――っ」

 肩が震えている。俯いたまま、手で口元を押さえているが、氷から解き放たれたその目は今度は不自然なほど大きく泳いでいる。
 私は立ち上がって彼女の背後に回り、その背中を見下ろす。

「ひど……」
「酷いのはどっちだ」
「っ」

 私は彼女の震える肩に手を載せると、びくっ、っと大げさだと思うくらいにそれが跳ねた。その震えは止まっていない。私がどんな顔をしているのか、彼女は確かめたいだろう。怒っているのか、嘲っているのか、泣いているのか。だが、彼女は顔を向けることが出来ない。自分の科料が知られたのだと。それはある種の恐怖と慙愧だろうか。

「別にそれを責めにきたわけじゃない。」
「じゃあ、なにっ……」

 彼女は涙声だった。
 その震えた声を零す口を止めるように彼女の顎に手を添えてこちらを向かせる。
 視線は泳ぎっぱなしだ。そしてもう、ぼろぼろと声も無く泣いている。
 私はその唇にキスを重ね、それが優しく済ませられるうちに離して、言葉を繋いだ。

「言っただろ。私は確かめたいんだ。自分の気持ちと、お前の気持ちと。」

 唇を離して彼女の顔を見ると、いつの間にかほうっと軽い熱に浮かされたような表情。頬は赤く染まり、口は半開きのまま熱い吐息を漏らしている。潤んだ瞳のその涙は、先のものとは違ってきらきらしている。

「これが最後でも構わない。この気持ちの正体が『好き』なのか『欲しい』なのか。ただ獣みたいに欲しがっているだけだってわかれば、これを最後にする」
「……」
「セックス、しようぜ」
「だ、め……」

 だめか。確かめたいなんて、やっぱり独善的過ぎたかも知れない。彼女の肩から手を離し、終わりを思い知らされようとしたとき。

「セックスは、だめ。ただ」
「え?」
「ただ、隣で、寝て欲しいの」
「寝る、って」
「魔理沙が、私の寂しさ、埋めてくれる人か、もう一度だけ」

 寂しい?
 それが彼女の求めていたものだったのか。
 一度だってそんなこと、気付かなかった。確かに、振られても仕方が無かったかもしれない。

「わかった」
「ごめんね」
「ちがう」
「え?」
「そういう時は、ありがとうって言うもんだぜ」
「……ありがと」







「ちょっと、狭いかしら」
「それ位の方が、いいだろ?」

 一人用の場所に二人並んで。こうして体温を感じるのは久し振りだった。お互い下着だけつけて、寄り添っていた。

「寂しかったのか」
「……一人だからね」
「私じゃ、もう一人になれなかったか?」
「それを今、確かめてる」
「そうだったな」

 彼女の頭の下に腕を差し入れて、腕を枕にさせる。そのまま肘を曲げて、その頭を抱き寄せた。

「気付かなかった。傍にいれば、満たしてやれてたと、自惚れてたんだな。振られて当然だ」

 私の肩の辺りに頬を寄せて私の言葉を聞いている。その言葉には答えず、視線も絡まないが、こんなに近く感じたのは初めてかもしれなかった。

「あったかい」
「ああ」

 彼女の手が、私のもう一方の手を探る。私がそれを差し出すと、指を絡めてきた。掌を合わせるように、ぎゅ、と手を握る。
 彼女の方を見ると、上目で私の方を見ていた。可愛い。

「キスし」

 していいか聞こうと思ったら、彼女の方から唇を押し付けてきた。そのまま舌が割り入ってくる。私もそれに応えて顎を開き、舌を絡めた。
「んっ、ちゅ……」

 お互いに唾液を交換し、歯茎を、頬の裏を、顎の天井を愛撫する。二人とも息が上り、呼吸の感覚が浅くなる。彼女の頭を抱く腕に力が篭り、指を絡めた手も掌が溶接されたみたいにくっついている。
 キスは終わらない。大分長い時間繰り返している気がするが、幾らでも続けられる気がした。だって、こんなに、甘い。
 体が熱くなる。内側からかあっと照るような熱が私の中に生まれていた。そして、それは彼女もそうで、触れ合っている肌が、心地よい熱さに包まれていた。

「こうしてる間も、寂しいか?」

 唇を離して、問いかける。彼女は戸惑ったような顔で、わからない、と小さく呟いた。
 彼女の胸に空いた穴に、すっぽりと入り込める形に、私はなれるだろうか。それが容易なことではないとはわかっているが、彼女を満たすということは、そういうことなのだろう。

「どきどき、してる」
「そりゃ、だって」

 握り合う手が丁度私の胸の上だったものだから。私の音が伝わってしまった。

「私の事、好き?」
「わからない」
「私も、わからないわ」

 もう一度、キス。
 お互いの舌を唇で食みながら、歯の一本一本をなぞり、唾液を誘う。分泌されるそれを舌でさらって自分のと混ぜると、今度はそれごと吸い出される。
 二人分の唾液を溜め込んで、増えたそれの半分を渡された。申し合わせるでもなく口を離し、そして彼女は口を開いてその二人分の唾液が混じった液体を私に見せ付けてきた。
 唇や歯が上下に糸を引いて、舌の上にぶつぶつと泡立った粘り気のある液体がたっぷり溜まっている。それを舌の上で転がす様を見せつけ、再び口を閉じるとそのままそれを飲み下した。

「魔理沙のも、見せて」

 そう促されて私も同じように、二人文の唾液を味わって、出来る限り淫らに見せ付けて、溜飲した。その間、彼女の視線は真っ直ぐ突き刺すように私を見ていた。熱を帯びたその視線に貫かれて、私は燃え上がる。

「魔理沙、えっちだった」
「お前こそ」

 ふふ、とお互いに小さく笑いあって、また見詰め合う。

「なあ」
「うん?」
「私、やっぱり」
「シたい?」

 図星を突かれて、頷くしかなかった。

「スマタでもいいから……抜いて欲しい」
「女の子同士のじゃだめなの?」
「こっちの方が、お前とシてるって実感があるんだ。……やっぱ、だめ、か?」

 少し悩んだ後、小さく合意してくれた。

「……いいよ。素股なら」

 まだ恋人同士――それは仮初だったかもしれないが――だった頃そうしていたように、魔術で擬似男根を作る。既に興奮状態だった為に、それは大きく勃起した姿で現れた。

「やっぱり、魔理沙、えっち」
「そう、だな」

 苦笑いしか出来ない。
 彼女が仰向けになったので、私は覆いかぶさるようにして彼女に抱きついた。ペニスを、ワレメに宛がってから彼女を見る。

「もう濡れてる」
「だって」
「おまえもえっちじゃん、やっぱ」

 そうね、とゆったりと微笑んで、私を見ていた。

「動かすぜ」
「うん」

 腰を動かして、雌裂に沿うようにペニスを擦る。裏筋に、しこる淫核の感触が伝わった。

「クリ勃起してる」
「い、いわないでよ、そんなことっ、んっ!」

 彼女のクリトリスは、多分、かなり大きいと思う。少なくとも、私のより遥かに大きくて、勃起した姿は小指の爪先くらいにもなる。包皮にだって収まりきらない。

「愛液と、はみ出たラヴィアと、こりこりのクリ、気持ち、いいよ」
「あ、っん、いちいち、そんなこと、説明しな、んうっ!いで」

 加えて陰毛の薄い彼女の陰部は、素股に適しているかもしれなかった。
 お互いにキスで感じていたのもあって、敏感なクリを扱かれる彼女同様、私もペニスの摩擦で膨れる快感に酔いしれ始めている。

「ま、りさ、もう少し、ゆっくり……」

 そういいながら、彼女は自分の掌に唾液をまぶして、淫裂に擦り付けられている擬似男根を、包み込むように上から押さえる。

「はっ、はあっ!それ、それいいっ!ぬるぬるしてっ、マン汁と唾とチンポ汁でぬるぬるして、おまんこ入れてるみたいだっ!」
「ん、うっ、つよっ、強いようっ!クリ扱き強すぎ、てえっ、すぐ、すぐキちゃうっ!ダメ、魔理沙、だめえへっ!!」

 溢れる愛液の量が増加して、秘裂と掌の間はどろどろのぬめりが支配する第二のヴァギナになっていた。しかも掌で緩急をつけて締め付けてくるものだから、堪らない。

「きもちひ、素股手コキきもちいっっ!ちんことけちゃうよおっ!」

 始まってしまえば一瞬だった。静かな愛も、綺麗な想いも、全て吹き飛ばす愛欲。それは私だけでなく彼女もそうだった。二人で獣みたいに性を貪って、どろりと濁った瞳で見詰めあいながら、性欲だけ食べて成長する獣。素股を提供している彼女の腰も、跳ねるように動き始めていた。

「だめ、クリ、クリよすぎてだめえっ!チンコキなのにクリコキで、らめ、イク、イク、いっちゃううううっ!」
「う、あ、んおぁあっ!やめっ、強く、しめすぎひいいっ!マン汁でぬめぬめなのに、手まんこ締まりすぎでへええええあぁああん!」

 クリトリスを押し潰すように、それ目掛けて強く腰を突き出すと、彼女の背がくっ、と反った。手が強く私のペニスを押さえつけ、女陰への摩擦を自ら強めている。

「ん、ヒ……!」

 びく、びく、と小さく太腿を震わせて、体を強張らせる。どうやら小さくイったらしい。

「イった?」

 私が耳元で問いかけると、小さく頷いて、荒い息を御そうとしていた。

「でも、私は、まだ……」

 彼女の瞳の奥へ、視線を突き入れた。瞳の奥から、彼女の体を縛り付けて、捕まえる。

「なあ、ちょっとだけ」
「あ、っちょっと!」

 私がペニスの角度を変えたことに彼女は気付いた。

「ちょっとだけ、入れさせて!さきっちょだけ、先っちょだけで良いから!」
「だ、ダメだったらっ。約束、ちがうっ」

 私の胸に手を突いて押し返そうとするが、絶頂の後だからか、それも弱々しい。その手を無理に押し返して、彼女の目を見つめたまま、囁く。

「お前も感じてただろ?もっと気持ちよくなろうぜ。入り口だけだ、からっ」
「だ、だめ……」

 さきっぽだけでも、挿入したい。あの柔らかい肉にくるまれて扱かれるのが、欲しくて欲しくて溜まらなかった。

「奥まで入れないからっ。さきっちょを入り口の辺りで擦って、ちゃんと外に出すからぁっ!ちょっとだけでも、膣内の方が、粘膜だから気持ちいいぜっ?」
「膣内、粘膜っ、きもち、ぃ」
「な、ちょっとだけ、入れさせてくれよ」

 彼女の拒絶の言葉を塞ぐようにキスをする。

「さ」

 唇を離したとき、蚊の鳴くような声で。

「……さきっちょ、ちょっとだけ、だからね」
「ごめん、すぐ、終わらせるからっ」

 彼女なんかより私の方が切羽詰っている。気持ちよくなりたくて、少しでも彼女が欲しくて、今なら、そのためならどんな情けないことでも出来る気がする。

「入れる、ぜ」
「うん」

 にゅる。既にオーガズムを迎える程の快感を得ている膣口は、ゼリーのように柔らかく、そしてとけるほど熱かった。

「ぁ……す、ごっ」
「んひっ」

 雁首の辺りまで挿入して、止める。それだけでも射精しそうなくらいに気持ちいい。柔らかいマン肉は、しかし進入してきた雄をきゅうっと締め付けてくる。

「あつぃっ、ぬるぬるしてるのに締まるしっ、とける、ちんぽ、とけるうっ」
「あ゛っ、や!んあっ、ひっ!いりぐち、いりぐちぬぽぬぽされてぅだけなのに、すご、いっ!魔理沙のちんこ、いりぐちの肉ぐりぐりしてくるのおっ!」

 さっきの素股も凄かったが、これは段違いだった。常に湿り気を帯び続け、しかも充血して熱くなった媚粘膜の感触は、何者にも代え難い性感を巻き起こす。

「まりさ、イけそ?私のまんこで、イけそうっ?ひんっ!」
「ああ、すごい!きもちいい!射精、射精すぐきちゃう!」

 深く挿入せず、入り口のあたりを細かく擦る。角度を変えて色んな方を押し、擦り、抉ると、そのたびに艶のある嬌声が響いた。

「いって、いってっ!私で、私のまんこで、魔理沙、イってえっ!」

 挿入の快感に咽ぶのは私だけではない。浅く腰を突く私の首にかぶりつくように、腕を回してきた。深く入り過ぎないようにだが、彼女も私の動きに合わせて腰を振っている。耳元で響く喘ぎ声は、とにかく私の欲情を膨らませ、それは全て擬似男根の根元に蓄積されて行くようだ。 時折抜いてクリトリス

「はっ、ぅんっ!こすれ、るの、きもちい、ようっ!魔理沙のちんぽ、いい、いいっ!!いりぐち、いりぐちぃっ!!」

 殊更『いりぐち』を強調して叫んでいる。これって。

「な、あっ、もう一回、イけそうか?」
「え、う、うん……」

 少し快楽に染まりきった表情に、少しだけかかる、戸惑いの色。
 足りないんだ。膣口付近の摩擦だけじゃ、物足りないんだ。あと少しあと少しってところで、後一歩が足りなくて、もどかしくて、疼いてるんだ。
 私は女の子のひとりエッチで自分を焦らすときの事を思い出す。そしてそれを満たしてあげたい。私も満たされたい。
 何かが、切れた。

「いい、よな?」
「ぇ?」

 警戒する暇も与えず、思いっきり腰を突き出した。ひだの重なる膣肉を掻き分けて、一番奥、こりこりした子宮口まで。そしてそこをペニスの先端で容赦なく押し潰す。

「ーーーーーーーーーっ!?あ゛、ひぐ、んっーー!!」

 予告なく最奥まで、それも熾き火が燻る様にじわじわと高まり、早く燃え上がりたいと訴え待ち構えていた最奥まで、ペニスを突き入れた。
 突然の衝撃、不意に奥から爆発する快楽爆弾。メーターが突然振りきれるように、一気にアクメの果てに突き上げられて声さえ出せずに目を大きく見開いている彼女。

「ごめん、がまん、できなく、て」

 ぎゅうううっっと、膣が別の生き物で、そして今銜え込んでいるそれがもたらす精液を貪欲に搾り出すように、締め付けてくる。もう、先端だけじゃない。竿の部分も裏筋も全部がまんこ肉に締め付けられている。

「す、すご、ひ……アクメまんこすごいいいっ!」

 いきなり快感レベルを振りきった彼女は、なかなか降りて来れないでいた。クリトリスの下にあるもう一つの穴から、白っぽい汁を断続的に噴出している。

「エロい、エロすぎるよおっ!最高なの、最高にきもちいいよお!まんこ、まんこの中さいこうなのおおおっ!」

 私はもうひたすら射精に向かってピストンするだけだった。愛液と先走りでしとどに濡れた穴は、肉棒の摩擦でぶちゅぶちゅと汚らしい音を立て、そして淫液の泡を立てて撒き散らしていた。

「あ゛ん、た、なに゛、してへえ゛ぁあっ!」

 口にベロが収まらないまま、非難の声を上げる彼女。だがその目は寄ったまま上の方へ上りきっていて、恐らく何も見えていない。

「なに゛かってに、おく、までいれてへっ゛!」

 言葉とは裏腹に、私の首に回された腕は、ぎゅっと強く私を抱き寄せてくる。

「外に、だすからっ!なかだししないから、ぜったいしないから、せっくす、せっくすさせてっ!」
「な、ながらしなんか、しひゃら、ゆるさにゃい、ゆるひゃないから、ひおぁあああっ!お、おお゛、あぁあぁああっ!」

 膣内射精を拒否しながらも快感を咽び叫ぶその声。涎を垂らしながら打ち付ける腰は激しくなる一方で、抜き差しするたびに粘り気のある飛沫を飛ばしていた。

「魔理沙のちんぽ、ちんぽ、ちんぽいいっ!うそつかれたのに、うそつかれたのにちんこで貫かれて、イってる、イきまくってりゅぅ!おわらないの、アクメとまんなひいっ!!」
「イく、もうすぐっ、わらひも、もうしゅぐイくうっ!まんこの肉ブラシにごしゅごしゅこすられへ、ちんこすぐくりゅ!しゃせえ、しゃせえしちゃうーーっ!!」

 膣口付近から子宮口までを全力で往復して摩擦する。充血して熱く滑る肉襞が、雁首に引っかかってその度に射精感を増加させる。根本に溜まってゆく熱いモノは二次関数を描いてその圧力を増して行った。

「うぞ、つきっひっん!お゛ぁ゛、まんこ、奥まんこだめっぇぇえっ!だめだって、いっだのに゛、まりしゃのうそづぎひぃぃ゛!!」
「ごめん、ごめんなっ、あ、あ゛お゛おおああ、ごみぇんん!!でも、れもがまんれきなかっひゃんだぁあ!お前がほちくちぇ、ひぐ、ちんぽ奥まで、おくまでおくまでいれたくてええ!気持ちよくなりたくて、がまんできにゃかったんだあっ!」

 私も彼女も、最早まともな言葉を喋れない。押さえつけられた性感を突然解放されて、雪崩を打って噴出したそれは、脳みそのまともな部分を吹き飛ばしてしまった。
 二人とも性器を相手にぶつけ、奥を突き抜く快感を、媚肉の摩擦を求めてケダモノの性交に没頭している。

「きもちい、きもちいいの、まんにくせっくすきもぢいいいっっっっ!!い、いぐ、しゃせ、すゆ、ちんぽ!ちんぽでりゅ!せーえき爆発するうううっ!!」

 私は、最後にひと欠片だけ残った理性を動員して、ペニスを抜き取ろうとする。
 だが。
 彼女の脚が、私の尻の後ろで交差して、私が腰を引くのを許そうとしなかった。

「お、おいっ、ああ゛、ヒう゛ぅっ!ぬけ、ぬけないってへ!それされたら、ちんぽぬけにゃい!そとにだせないってへええっっっ!!」
「うる、うるっさい!お゛おおぁア、こんな、んヒ、わらし、こんにゃにしろいてっ、いましゃら、いま゛さらあぁっ!いまさら外だしとか、ふざけんにゃはあああンン゛ぉおおあ゛!!そとに、外になんか、だしひゃら、ゆるしゃないっ!中出し、なかだひ、なからしなからしなからしぃいいっ!なからししないと、一番おくっ、わたひのふかいとこにちゃんと出さないと、承知っ、しょうちしにゃいんらからあああっ!!」

 体中で私に抱きついて、それを求めるようにがつがつと腰を振ってくる。

「なか、なかにひっなかにちょうらひ!せーし、まりひゃのせーしっ、子宮にどっぷんって、どっぷんってだしてええっ!」
「あ、んふっ!出す、だしゅっ!一番ふかいとこに、しゃせいするうっ!膣も、子宮も、卵巣も、じぇんぶせーえき漬けにしてやりゅんだからっ!」

 臨界ギリギリまで張り詰めた射精感を、ずんっ、っと突き入れた一番奥で解放する。子宮口の窄まりに鈴口を当てて、私は自分の中身全部をそこに出すつもりで思い切り射精した。

「イく、イくイくイくイくイくイくイく、イぐぅうっ~~~~!!」
「オぁ゛、きたきたぁ!せーえきたっぷり中にきたああっ!いく、いくっ!私も、中出しされて、中出しされてイくううっ!こんな、こんないっぱいだしゃれたら、妊娠しちゃう、妊娠確実なのぉおおおっ!」

 私という意識がペニスの先端から全て噴出するかのようだった。音が響くくらいに肉ホースから精液が奔出する。すさまじい勢いで噴出すそれは、一瞬で中を満たし、後はただ膣口からどぶどぶと白い汚泥を漏らすだけ。射精をの脈動を繰り返す最中も、がつがつとヴァギナを突きまくってしまう。

「らすっ、ぜんぶ、わらしのぜんぶ、ざーめんにしてだしちゃうっ!!ザー汁漬けにしちゃうんだからああああああっ!」
「ああっ、んひぐっ!ら、らめ、射精されていっひぇるのに、いってりゅところピストンらめええええええっ!もっと、もっといっちゃうん!イきながら、イっちゃうよおおおっ!中出し妊娠アクメしちゃうのおおおおっ!!」

 魔力で形成したペニスと、精神力をコンバートして精製する精液。本物のよりも圧倒的な量を、際限なく彼女の中へ注ぎ込む。理満ったーなど最初から外して、然るに、射精は数分間にも及んで彼女の中といい外といい、全てを真っ白く染め上げて、そして、互いに失神したところでようやくそれは終わりを迎えたのだった。






「ダメ、だったな」
「……そうね」

 お互いが泥の中から目を覚ましたのは、それから何時間後だったのかわからない。起き上がることさえ出来ずに、頭だけを互いに寄せて、言葉を交わす。

「最後、お前じゃない他の奴の事、考えて射精してた」
「ふうん」

 目的は達成された。お互いの気持ちは、確かにはっきりしたのだ。

「お前は誰の事見ながらイったんだよ」
「魔理沙以外の人」

 昔、燃え上がるほどにお互いを求めた時期があった。
 その蜜の中にいる限り、私達は互いの事を愛していると、そう思えたんだ。たとえそれが錯覚であったとしても、本当のほんとうでなかったとしても、蜜の中で窒息死してしまうのならば関係の無いことだった。
 それは、恐らくその方が絶対的に幸せだっただろう。
 でも私達はそうならなかった。そうなれなかった。
 蜜から顔を出して新しい空気を吸ってしまった私たちは、それでもどろどろと甘ったるいその蜜の中にいた頃の心地よさを、その心地よさだけを求めてしまっていた。
 恋心なんて当に消え去っていて、でも相手を求める気持ちだけがぐずぐずとだらしなく残っていたんだ。

「ずっと、好きでいられなくて、ごめんね」

 彼女が、ぽつりと呟く。
 人間のように見える彼女は、彼女いわく、人間らしさの欠片もないのだという。私にはそうは見えないが、もし彼女の言うことが本当であるとするなら、そもそも私には理解の及ばないことなんだろう。
 その言葉を信じるならば、多分、私では想像のできない大きくて深い何かを彼女は抱えていて。だからこそ、分かり合えない部分があったんだ。
 そうして『好き』はいとも簡単に崩れ去ってゆく。それで、おわりだったんだ、きっと。
 その代わりというと残酷な表現なのかもしれないが、お互いに、自分に相応しい相手も、もういて。それはまだ始まったばかりで、彼女と私のあの頃の馴れ初めをもう一度繰り返すように、もどかしい遣り取りをするのだと思うと面倒くさくもあり、同時に楽しみでもあった。

「アイツと、うまくやっていけよ」
「あんたこそね」

 今日のことは、多分、儀式だったんだ。結婚式というのがあるのならば、差し詰めこれは離婚式。ずっとずっと長い間先延ばしにしていた、ほんとうの別れを、お互いに認識しあうための、儀式。
 だからこそ、今はもう、私達は堂々とこう言いあえる。



「これからも、いい友達でいようぜ」
「ええ。よろしくね」



 横たわったまま繋がっている手は、今日から新しい意味を持つ。私達には、それが嬉しかった。







 秋に散った葉は、しかしそれで終わりではない。それを自らの栄養として、厳しい冬を乗り越えた先に、再び芽吹く若葉へ変わるのだ。

 別れは枯葉。若葉へ、変われ。

この記事へのコメント

Re: 【東方ネチョ/18禁】わかれはかれはわかばへかわれ

おおおおおお

これも面白い!
私まりさ愛しているんで
本当にいい作品でした!


セックスのシーンが
迫力..といいますか
よかったです

ありがとうございました

Re: 【東方ネチョ/18禁】わかれはかれはわかばへかわれ

こんなぶっ壊れたのばっかり書いてます。
耐えてよくぞ最後まで読んでくださいました;;

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