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【雑記】ロボトミー

twitterの呟きで
http://x51.org/x/05/08/1413.php
の記事を読んだ。

ロボトミー自体は知っていたが
実際にどういう事例があったかなどを調べたことがなかったので
良い機会だったかもしれない。

ちなみに単語事態を知ったのはMTGのカードより。
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%9F%E3%83%BC/Lobotomy
関係ないですね。


とりあえず野蛮な外科手術、ということになっているよう。
ロボトミーという言葉の特徴は
「葉切断」という言葉の示すとおり、
切り取ってしまうことにあるんだろうか。

それを一概に「野蛮」とするのはそれもいささか乱暴ではないかと思う。


あ、私は医療関係者ではないので
全て憶測でものを言っています。
技術的な記述については
一切責任を持つつもりもなくいっています。




■何で「野蛮」なのか

まず、ロボトミー黎明期のその手法が
現在の外科手術からは考えられないほど
「てきとー」に見えるからではないか。

「目ん所からアイスピックを小槌で差し入れる」

がその手法だったようです。
現代の医療現場でそんな手術はないだろうなあ。

これが一つ、
ロボトミーに付きまとっているイメージなのではないか。


そしてもう一つ。

ロボトミーが批判される背景には
・脳地図が現状では未だに完全ではない
・その未成熟な医療技術下で失敗が多かった負のイメージ
があるのではないか。

地図、という観点で言えば
「片方」や「一部」がなくなっても
生命活動の維持に問題がないとされる臓器は、
今日一般的に切除手術が行われていることを鑑みると
「その機能的な解明がしっかりとなされているか否かの違い」
だけなのではないか?

肺、睾丸、乳房、肝臓、胃、
またはその他どこであってもガンの転移部位など。

極論を言うと
どっかの癌が胃に転移した場合
抗がん剤治療か、摘出手術か放射線治療かとか
そういう選択肢は普通に挙がるわけですが

仮に脳に転移した場合(脳腫瘍ってやつですね)普通に
切除という選択肢は挙がる。

これは腫瘍部分それ自体に、
神経系としての機能がないとわかっているから、というだけで
その周辺に重要な部分があれば
細心の注意の元にやはり腫瘍を切除するわけですよね。

もし前頭葉の地図的なものが完全に解明された場合
問題を起こしているらしい場所に対して
何らかの外科手術で対応しようとすることそれ自体は
冷徹なロジックで考えるのならば
一般的な外科手術と思想自体は同じことではないか。


だから
ロボトミーに付きまとっている
「脳の一部を切り取るなんて!」
というイメージはそれだけでは
ロボトミーを批判する材料には当らない。

勿論医療技術の未熟さゆえに
ロボトミーは
現実的に運用できるレベルではないのは明らかなのだが。
それを言えば
一昔前の心臓外科もそういう側面があるのではないか?
しらんけど。

仮に詳細な地図が出来上がってしまい、
それを正確に弄れる医療技術が確立されるのであれば
ロボトミーは見直される可能性はあるのではないか?



■切除とか…

例えば指の壊死が酷いから切断するしかありません
みたいな感じで葉を切除するのかという話。

ロボトミーの根底にあったのは
「前頭葉の神経繊維を切断(切除ではない)し、繊維群の再結合を促す」
であり、切り取ってしまうことではなかったようだ。

であるならば、肝臓の部分摘出と似ているのだろうか。
つまり、再構成を促すためのリセット。


少し話がずれますが
脳卒中とかその辺ので倒れた方がリハビリ、よくしますけど
最近はそのリハビリのあり方が変わってきているようで

「倒れて手術して暫く安静、それからリハビリに励む」
は、既に時代遅れ。
今は、できる限り早期からリハビリを開始する。
それこそ手術の翌日からでも
可能な範囲でのリハビリを行うのが最近の流れらしい。
超早期リハビリとかいうらしいですが。

それは、
脳卒中などで損傷した脳機能を損傷していない部分が補完し、
ブラックボックス的にみてその身体機能は再生する
というものに根付いているのだという。
神経回路の代替接続が、
つまりリハビリによる刺激が早くからあるほうが
スムーズに行われるかららしい。

脳の再生能力が今まで考えられてきたよりも高いということは
昨今注目を浴びているようです。
それを鑑みると、
一度切断して再接続と、それによる正常化を期待する
というのは
あながち的外れではないのではないでしょうか。



■技術が進歩すれば


精神活動や認識や自我といった
形がなくそれこそ幽霊のように捉えられてきた
人間に備わる諸々の機能が
脳の物理的な仕組みで形成されているのではないかというのも
今日では科学分野として確立されています。


・より精緻な外科技術
・精密な脳地図の作成
が完了すると
ロボトミーは一般的に有効な手法になるのではないでしょうか。

向精神薬の副作用と、手術失敗のリスクと
天秤にかけるだけの話になるかもしれません。



そのレベルに達すると
性格の作り変えとか普通に出来るようになって
いてこわいっちゃ怖いですが。



■つまり
最初にも書きましたが、私は医療関係者じゃないので
技術的にどれが可能でどれが不可能とか
そういう細かいところは知りません。

ただ、同じ医療関係者じゃない人間からみた
ロボトミーというものに対する
「イメージ」
への疑問は投げかけられますし
そのイメージは
概ねこれまで述べた部分で払拭できる気がします。

あとは技術の進歩というだけの話ではないのでしょうか。


広義のロボトミーとか新ロボトミーとか
きちんとした技術として出てきても
不思議ではないですよね、きっと。

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