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【霊夢_早苗】わ。君、この恋は無し……

冬コミに出そうかと思ったけど止めたモノ。止めてよかった。

ストーリーとか心情描写とかないです。


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 ときに。
 神社の裏手には予言の日を体現した石が突き刺さって大地からガス抜きすら出来なくなっていた。
 ときに。
 受け入れすぎた大風呂敷はその端を結びつけられぬほどに膨れあがり、そうして来る大災厄による浄化を肯定的に捉えかねない状態。
 ときに。
 ここには幾らでも死と破壊と消滅を生み出し散らす力が、それこそ草木のようにそこらに幾らでもいる。充満する可燃性ガスは小さな火ですら大爆発に結びつき、その住人達がこそ可燃性ガスそのものであって、これ以上幾らそんな発火物が増えても確かにバランスは変わるまい。ただただ、引火の可能性だけが果てしなく大きくなっていくのだ。
 ときに。
 彼岸の向こうすらその容量不足に喘ぐ始末。さて件の大爆発が起きたとき、群れ列為してあるかも解らぬ涅槃を目指す亡者達は、何処へ行こうか。若干の容量の確保が出来、昔地獄として機能していたらしい別の何処かとの道が開け、目先の危機は回避できた。とはいえ、これ以上どうするのか。根本的な解決は、何も。
 いずれ小石同士がぶつかり立った火花一つで、この世界が全て跡形もなく消し飛ぶ爆発につながる状況になるだろう。要石が抜けるというイベントを含め、この幻想郷はいずれエントロピーの増大に耐えきれなくなるだろう膨張と、同じ未来をみているのだ。
 ときに。
 私は洩矢の巫女を、自分のところに連れ込んでいた。
 何のことはない。ただ、セックスするためにだ。
 世界がどんなに危機に陥ろうと、逆にどんなに平和だろうと、この快感に揺らぎはない。何処かの国で大罪とされている七つの事柄。そういったことこそ、揺るぎない幸福をもたらすのだ。そういったことではないことは、不安定で脆弱で軽薄で不透明。一個人の正義のように全く普遍性に欠き、蝙蝠のように価値を変える。そんなものを押しつけて美徳とする教えがこそ、邪。
 単純に、私は、いつでも安心して貪ることの出来る幸せに、逃げようとしているだけでは、確かにあった。







「霊夢さん、お湯お借りしますね」
「だめ」

 何を馬鹿なことを言っているのだ、この子は。私が何のためにあんたを呼んだのか。

「でも、あの、汗が」

 早苗はうろたえている。当たり前だ。私からサシ呑みに誘っておいて、夜も深まったところでまさか風呂を貸してくれないだなどと、普通は考えないだろう。早苗は悪くない。悪いのは、彼女の。

「汗を流すなんて、勿体無いこといわないの」
「え、ちょっ、れ、霊夢さん?」

 刹那亜空穴で彼女に足払いを食らわせる。もろに転びそうになるその体を受け止めて、私は早苗に覆いかぶさるように横たえた。
 
「えっ、あ、あの」
「大人しく、なさい」

 ようよう落ち行く日を背に、縁側に早苗を押し倒す。両の手首をがっちりと掴んで全体重をかけると、彼女はまったく身を捩じらせて足掻くばかり。

「霊夢、さん、じょ、冗談ですよね?」

 冗談なものか。
 だがそう答えてやる代わりに、私はそのぷるりと艶めく唇を奪ってやった。

「んっ!んぶ……ちゅっ」

 抵抗は一瞬だけだった。私が舌でそこをノックしてやると、閉ざされた唇も歯も、心までもがあっさりと解き放たれて、すぐに甘い吐息を漏らすようになる。

「んっ、ふ、ぁ……霊夢、さ、わた、し」
「いい子よ、早苗」

 まっすぐに早苗の瞳を覗き込み、それを流し見ながらキスでとろけた口をそろりと耳元へ忍ばせて囁いてやると、早苗の抵抗は一切なくなった。
 かわいい。素直な子が一番だ。

「霊夢、さん、私、抱かれちゃうんですか……?」

 おずおずと問う早苗に、そうよ、と一言だけ答えて再びキスをすると、今度は彼女のほうから舌を差し出してきた。それを唇でつまんで少し引っ張ってやると早苗は眉をしかめて喜んだ。涎を垂らして、潤んだ瞳を細めて私を求めている。

「いいわよ、早苗。可愛いわ。少し冒険だったけれど、受け入れてくれて嬉しい」
「霊夢、さん……私、夢、みたいです。憧れの霊夢さんに、こんなこと」

 縁側の板張りにさらさらと黒と緑の絹糸が乱れて交わる。翠玉を糸に伸したロングヘアを分けて額に口付けてやると、彼女は舌を伸ばして私の喉を舐める。早苗の頭を抱くような姿勢の私を、更に外側から抱き寄せるみたいに、彼女は私の首に腕を回して擦り寄ってきた。

「憧れですって。私に?笑ってしまうわ」
「だって私ずっと」
「同じよ、私と、早苗は」
「おな、じ?」
「そう。おんなじ」

 私の意図を酌みあぐねている隙に私の手は早苗の膝を割る。彼女は素直にそのままそろそろと股を開き、スカートの中ですっかり濡れそぼっているショーツを晒し、同時に私から顔をそらしてさっき沈んだ夕日みたいに真っ赤になっていた。

「染みにしちゃって、可愛いのね」
「そんな、こと」
「好き?こういうの」

 淫らな染みが広がるショーツの前布に指を這わせて、布越しにも感じる愛液のぬめりを塗り広げるみたいに撫でてやると、早苗は上擦った声で答えた。

「べ、別に女の子同士が好きなわけじゃ、ないんですっ。ただ、ただ、霊夢さんだからっ……」
「早苗、嬉しい、嬉しいわ、そんなに好いてもらえるなんて」

 私は布越しの局部愛撫を強く、濡れクレヴァスの谷間に指を押し込むほどにして、更にその傍でつんと自己主張する突起を掻くように刺激してやると、ああっ、と可愛らしい悲鳴を上げて、早苗は小さく達したようだった。
 こんなことだけでイっちゃうなんて、初々しい、なんて可愛らしいのだろう。
 私の劣情は射精寸前のペニスみたいにぎんぎんになっていた。

「達してしまった?」
「は、はい……わたし、ごめんなさい」

 泣き出しそうに目を潤ませながら、謝る必要のないことを謝る早苗。やばい。このまま犯したい。
 はやく、はやくと気が急いてしまう。だが、まだ、だめだ。
 彼女には、早苗には、性器の交合よりももっと素敵な素質がある。私と同じで、私を満たしてくれる。
 ぞくぞくした。想像しただけで濡れほぐれまんこが潮を噴いて達しそうだった。

「いいの、早苗。でも、言ったでしょ?あなたは私と同じ。こんなのじゃ、満足できない。ちがう?」

 問いかけではあるが答えを聞かぬままに、私は早苗の片腕を取りそれをぐいと頭の上に挙げさせる。そうして暴かれたそこに、私は顔を潜り入れさせ、鼻先を当て、舌を出してそこを舐めた。

「れ、霊夢さん?」
「私たちは同じ。ここが、大好きでたまらない変態同士。そうでしょう?」

 そのまま舌で、早苗のそこを、汗に蒸れて強烈な匂いを放つ早苗の腋をめちゃくちゃに嘗め回した。

「~~!!れいむ、さんっ!だ、だめ!だめですっ!そこ、は!腋はだっ!め……っへぇ……!かん、じす、ぎて……!!」

 瞬殺だった。唾液をまぶすようにして、舌先で腋の窪みをほじり、のびた唾液を塗り広げるように舌の平で撫でてやると、喘ぎを通り抜けて一瞬でアクメ顔になる早苗。

「は、はへ……りぇいむ、さん、だめ、腋は、わきはぁ」

 腋の間を少し舐められただけで軽いオーガズムに達する早苗。愛らしかった面影の片鱗を残しつつも、その顔は淫欲にとろけていた。

「イイわ、早苗。こんなキツいワキガ、男でも滅多にいない。最高、最高よ」

 くんくんとわざと音を立てて聞こえるように、その臭いを嗅ぐ仕草を早苗に知らしめる。
 風呂に入れなかったのは、これが目的だった。早苗のエロ腋の淫臭を存分に味わいたくて、昨日の夜から少し暑い部屋で二人きりで一晩中飲み明かして。
 そうして出来上がったその香りは想像を絶する芳醇な香りだった。

「んふっ、素敵、素敵素敵っ。早苗のワキガ、すごいわ。空気に味がついてるみたいに濃厚で、鼻の奥に絡む、口から吸ってもしっかりおいしいなんて、すごい。嗅いでいるだけで、イっちゃいそうよ」

 触れてもいない私のヴァギナが、早苗の強烈なワキガに誘われてぐちょぐちょに濡れ始めた。
 早苗の腋を舐めながら、私の性感は一気に天井付近まで上り詰めたが、早苗のほうはそれどころではなかった。

「れっ!れいむ、さ!!だめ、!腋舐め、許し、感じすぎてっ!!っひ、いく、またすぐイくぅっ!!」

 これだけの敏感腋を持っていながら、恐らくこうして自分を追いつめるような腋イキをしたことはないのだろう。少し恐怖を孕んだ顔色を覗かせながら、しかし為されるがままに連続絶頂している。腋愛撫を始めてから全く触っていないヴァギナは、既にぐちょぐちょに濡れが広がり、透けて見えるピンク色の割れ目は二つに分かれて何かを待ち構えるように蠢いていた。
 はあはあと早苗の荒い息づかいが聞こえる。もはや四肢は床に擲ち乱れた着衣も直そうとはしていない。完全に私に主導権を委ねた子の態度だ。
 私がそれをどっかの誰かに仕込まれたときも、私はそうしたものだった。それを考えると、私がそうだったように、早苗もすっかりとこの快感に飲まれているに違いない。いや、私が毎日手をかけて開発されてこうなったにも拘わらず、早苗は既に完成されていた。誰かが開発したのか、それとも、天性か。

「ちゃんと手入れしてあるのね、かわいいわ」

 早苗の腋はちゃんと剃ってあってつるつる。舌触りがよくてかわいいの一言に尽きる。だがそこが生み出すこの濃厚な香り。そのギャップがなかなかどうして私の性欲を掻き立てて堪らない。

「とことん虐めたくなる腋ね」

 口に唾液をたっぷり溜めて、それを腋に塗りつける。愛液の出ない腋まんこに、唾液は必需品。そうして唾液の粘膜が出来上がっても、彼女の腋臭は衰えることなく漂っている。それを直に舌で嘗め、鼻から吸い込み続けた私もまた、彼女の腋の下でだらしなくベロを出してアクメっていた。責めている手前、その様子を悟られるわけにも行かないが、顔がすっかり隠れるこのポジションは幸いして見られることもない。愛撫を続けるフリをしながら、声を殺して彼女と一緒にイっていた。
 それでも、まだだ。まだ、全然足りない。

「……男のちんぽとは違うわよ?このまま朝まで腋アクメさせ続けてあげる」
「あさ、まで……そ、そんなの、無理ですっ!今だって、重ねイきで、あたま、ぐらぐら、しへ、辛いんですっ、これ以上連続は」
「そのうち快感と幸福感しかなくなるわ。果てしなくイき続けられる性器外のセックスの醍醐味を教えてあげる」

 キスの雨を注ぎ、前歯でこそぐみたいに堅い刺激を交えながら、腋凹を攻め続ける。私の下で背中を仰け反らせてびくびく震えている。目を見開いたままに白黒させて、声なのか息なのかわからない音を喉の奥から漏らしながらオーガズムの波に晒され身悶え耐えている。
 この堤防を決壊させたい。
 とはいえ、いきなり押し上げてしまっては彼女の方も持たない。少し休みを入れて、少しずつ長く大きくしていって。
 少しだけ、息をつくことにした。

「早苗、我慢しないで委ねなさい。ぎりぎりでしがみついているその理性がこそ、愚か」

 私は彼女の額に手を当てて、前髪を上げるようにしてその視界を開ける。その愛らしい瞳を覗き込むみたいにして、目で彼女の心を抱いてやると、ほ、と早苗の小さな息が漏れた。

「だ、だって、私、こわい」
「大丈夫よ。私が抱いていてあげるから。ここでイけるのは、才能なんだから」

 さいのう?
 そうよ。

 どいつもこいつもイカレた力を持って、それを抑止力にぎりぎりのバランスがはたらいている、小さな火花がちりりとでも上がり、引火すればたちまち血も涙も流れる前に蒸発する戦いが起こりうるこの幻想郷で、それでも、世間知らずというか、暢気というか、ふわふわと浮き、裏表のない様子を保つこの娘が、溜まらなく可愛い。
 同じく巫女としての立場を有しながら、結局あの抑止力の軋みの中でシステムとして機能しその脆弱な平和の一端を担っている私とは、違う。幻想郷にはこういう子が必要で、こういう子が愛されるべきで、こういう子がもっと愛されるべきで、こういう子がもっともっともっと愛されるべきで。
 私のような、綺麗な表面の内側にドロともクソともつかない汚物をなすりつけた仮面をかぶって、日々を平和の内に『抑え付けようと』するヤツが、六十年後に約束された巨大地震のように、揺るがぬ悲劇を招くのだ。
 私は、余りに無力だ。巨大なシステムの一端を担っておきながら、危険要素を片っ端から潰して回る力そのものはあっても、それをできない弱い心が博麗という万能を無能へと貶めている。
 それならば全く思い悩むことはなく、彼女のように小さな幸せに大きな幸せを感じられる者の方が、本当に幸せなのだろう。彼女のような者が皆から愛されて、下らない闇をもっともっと深い何処かに押し込めて忘れてしまう世界。恐らく紫もそういう世界を想定して、この世界の入り口とルールを制定したはずであるのに。

「そう、才能よ。あなたが持った、最高の才能。私なんかより、ずっと優れてる」
「わ、腋でイけることがですか」
「ふふ、そう、そうね、そうよ。」

 苦笑いしたのは自分のまったく下らない悩みと、それに悩むことそのものについて、そしてやはりそんなことに振り回されてしまう自分の弱さに対してだった。

「霊夢さん、私、博麗と洩矢を合祀してはと思うんです」
「は?」

 ついでにお寺も一緒に入れて、神仏習合!なんて。
 明るく振る舞う彼女だが、そこまで言ってからしゅんと小さくなる。

「なんか、霊夢さんって、いっつも重そうにしてるから」
「重い?」
「分け合えば少しはと思ったんですけど」
「だから、重いって何よ」

 こんな子にさえ見抜かれるほどに疲れているのか、私は。それとも、暢気なようで鋭いのだろうか。どちらにせよ下らない悩みを察されてしまったのは、自分の不徳の至る所だ。
 こんな肥溜めは、私の足下にだけあればいい。

「ですから、なんていうか、博麗神社とか、妖怪とヒトとの関わり方とか、そこの石とか。霊夢さん色々抱えてる割りに、誰にも漏らさないですし。あ、もしかしたら相談できる相手がいるのかな。あわ、私、失礼なことを」
「ンなこと誰に押しつけるのよ。ご飯を食べに行ったらほかほかのクソが差し出されるのと変わらないわ。そんなこと出来るわけないでしょう」
「それでも、少しは。ほら、ウチには神様もいますし」
「あんなの余計に重たくなるだけだわ。勘弁して」

 そもそも博麗は神社と銘打っているが、神社ではないのだ。寺でもない。そもそも何かを祭っている場所でもないし、封印している場所でもない。ただの、門なのだ。閂の壊れた、役に立たない門。関所の仕組みはトチ狂っていて、もうココにはこれ以上入れないという情報をフィードバックさえしない。そのくせ有用なものはまともに入れようともしない。そこには何の実体はなくて、合祀も神仏習合も、ありはしない。

「相変わらず抱え込むんですね」
「……性分かしら」
「でも、霊夢さんのそういうところが」
「ああ?」

 すきです

 小さく囁いた声を、私は聞こえないフリをした。
 どう反応すればいいかわかりやしない。早苗をこうして呼びつけてセックスに興じようとしてはいるものの、私の気持ちは紫の下から解放される気配なんてなくて。まだ紫も魔理沙も整理が出来ていないというのに。溜まらなく可愛いとは思うが、そういう対象としてみるには、自分でも全く予想外だった。
 だが。
 私のどこだって見ていやしないだろうと思っていた子が鋭く抉る洞察を見せて、そこに侵入しようとしている。刃物なんて持っていないと思っていたのにいつの間にか懐に入り込まれて弱い肉の部分を斬りつけてきた感じだった。
 こんな風に俯いて、恋を口にする早苗が、愛おしく見えた。しかしそれは、もしかしたらこの子なら、私の鎖を断ち切ってくれるか、それとも鎖を引きずり歩く私に歩みを合わせてくれるか、どちらかしてくれるのではないかという身勝手きわまりない甘え故でもある、とは、解っている。
 それでも目の前に垂らされた蜜に舌を伸ばさない程私という人間は出来ていないのだ。

「博麗を人間の器にしたのを、後悔しろ」
「えっ?」
「何でもないわ。」

 クエスチョンマークを浮かべる早苗に、再びキスして。

「続き。しましょうか」

 言葉だけ置いてまたキス。
 面倒くさいことは考えたくない。
 セックスの気持ちよさだけ欲しい。
 心の邂逅なんていらない。
 肉の快感だけ欲しい。
 それでも少し、早苗の気遣いが温かかった。

「あ、あの」
「なに?」
「さ、さっきのは、」
「さっきの?」
「すき、て、いえ、なんでもないです」

 答えるわけにはいかない気がした。
 代わりに耳に舌を入れて混ぜてやる。わざと音が鳴るように、唾液を注いでくちゅくちゅ響かせて。左手の人差し指を彼女の唇に添えてやると、舌を出して素直に舐め始めた。

「早苗、受け入れて、私を」

 卑怯だ。
 心なんて欲しくなくて、体だけが欲しいと思っているヤツが、こんな台詞。しかも相手の好意に付け入って、こんな下劣な。
 それでも私の腕の中で、早苗の固さが解れていくのを感じる。舌先で舐めているだけの指に少しだけ力を入れて口の中に進もうとすると、舌を引いて口を開け、唾液を溜めて受け入れてくれた。そのままするすると人差し指そして中指も。最初は口に含んで舌を動かしているだけだった早苗だったが、やがてちゅうちゅうと音を立てて私の指を吸い始めた。

「可愛いわ、早苗」

 耳に溜まった唾液を引くように、首、肩、腕と舌を這わせる。
 彼女も私の舌が何処に向かっているのかは解っているはずだが、それを知っていてなお来た道を少し戻ったり止まったりして、彼女を焦らす。焦れているのは私もだが、早苗を気持ちよさの果てに追い込むには仕方がない。

「れ、霊夢さ、ちゅっ、んふぅっ」

 彼女の目はもはやまたもとろんと垂れ潤んでいる。感じやすい子、好き。
 私の指を吸う口が少しずつ大胆になる。時折声を漏らすために口を開けるものだから、そこから舌が見えたり唾液が垂れたりもっとエッチな音が聞こえたりして、とてもいやらしい指フェラになっている。

「指フェラ、気持ちいいわ。もっと甘く舐めて。たまに噛んだりしてもいいのよ」

 そういうと素直に少しおびえた顔をしながら軽く歯を立ててくるのが、とてもいじらしい。

「ええ、いいわ。きもちいい」

 ほっとしたように息をついて、指フェラを続ける。もう私の指はすっかり早苗の唾液でふやけてしまっていることだろう。彼女の舌が私の関節の皺を爪と肉の間を這い回り、指の腹の柔らかいところに前歯が当たるのが、とても心地がよい。目を閉じて集中すると、そこから全身が舐められているみたいで堪らない。私はそのお返しに、舌をいよいよ腋の下へ。
 そこは彼女の元々の腋の匂いに加えて私の唾液が乾いた匂いで、鼻を突く悪臭が染みついていた。鼻から吸うだけで、股間にびりびり来る。

「さなえ、私のも、して」

 そう囁いて口から指を抜く。舌をつんと長くつきだして私の指を送り出すその表情がとても淫靡で堪らない。どろりと粘性の強い唾液が糸を引いて切れる。細い筋が白い胸元に落ちた。
 ふやけた指を彼女の股間へ運ぶ。逆の腕の腋を彼女の口にあられもなく曝し、その向こう側にある彼女の腋に下を伸ばす。

「わ、霊夢さん、すご」
「ふふ、汚い、でしょう?処理して、ないの。これが見られると思うと大きく体も動かせなくて。でも、スリルと快感、が、あって、止められない、の」

 私の腋は腋毛を全く処理していない。それどころか殆ど洗うこともしない。匂いも見た目も最悪で、しかも普段の装束があんなデザインであるために、腕を高く上げる体勢をしようものならたちどころにそれが人目に晒されてしまう。一種の羞恥&露出狂ともいえる。
 陰毛を全く処理せずにノーパンでミニスカートを穿くようなものだ。そんな風にして日常がオナニーになっている私を、早苗はどう見るだろう。
 幻滅するだろうか。ぞくぞくする。
 それでも受け入れるだろうか。ならば彼女にもこの快感を覚え込ませたい。
 早苗の前に脇毛が生え放題の不潔腋を晒すそれだけで、ぶるぶる震えそうなほどに気持ちがいい。見られている。まじまじと、こんな近くで。匂いだってきっと届いちゃう。腋毛が彼女の鼻先をくすぐっているかも知れない。

「さなえ、どう?」
「あの」
「マン毛生え放題のマンコみたいなものよ。汚いけど、早苗とおんなじ、ここ、大好きなの。毎日腋を指ホジしてオナニーしてるの。」

 反応を見ると言うよりは、自分の秘部を見せつけて晒け出して、快感を貪る私。早苗が息を呑んで黙っているにも拘わらず、次から次にいやらしい告白をしてしまう。

「たまには餡かけの餡とか垂らしてぬるぬるにしてやると溜まらなく気持ちよくって。あとは、犬とか猫に舐めさせるのも堪らないわ。食べ物を挟んでおくとすごい勢いでぺろぺろしてくれて。腋毛ごとぞわぞわしてくれるからステキよ。人間はこんなところ顔を背けてしまうのに。早苗、あなたは、どう?」

 私が言い終える前に、早苗は私の腋に顔を寄せて腋毛を唇で食んでいた。下を伸ばして腋毛をかいくぐり、深い部分に触れてくる。

「さ、早苗っ」

 彼女がそうしてくれたのが嬉しくて、私は目の前にある早苗の腋にむしゃぶりつく。つるつるの綺麗な、でも強烈な匂いを放つ腋に、私の淫火も再び燃え上がった。
 腋に舌を差し入れて舐めまくり、もう片方の指を濡れてぐじゅぐじゅになっている割れ目に差し込む。早苗と一緒に、脳みそが炸裂して背筋を火花が通り、快感がヴァギナから吹き出すようなあの閃光。はやく、欲しい。

「っひゃ!れ、れいむさぁぁあっ!?っひ、りょ、両方、んっひ、ほぉおおぉおん!」
「さ、さなへ、私の腋、毛ぼうぼうの腋、もっと食べてっ!そう、そうやって腋毛抜いちゃうくらいでいいの!食べて、引っ張って、その奥弄って!お、おほぉん!?そ、それ、それそれそれへぇぇぇ……!くる、早苗の腋クンニ、いいっ!」
「れいむしゃ、だっめ、クリと腋両方されたら、わら、わらひ、簡単に、いふ……ん、ひ……っ!」

 私は早苗の体を横に押さえつけるかたちで覆い被さっている。早苗が幾ら身をよじらせようと、私の腋は早苗の顔面の真上にあるし、私の口のすぐ前には早苗の腋がある。エロ十字固め、逃げられはしない。
 私は早苗の口に腋を押しつける。同時に早苗の腋に顔を埋めてそれを貪った。早苗は私の腋毛を掻き分けながら腋愛撫を続けてくれて、私もそれに答えて腋シックスナインでお互いに興奮を高め合う。
 痺れる。ちりちり火花。腋から与えられる刺激はすべてが快感電流になって脊椎にぶつかり、上下に分かれて子宮と脳味噌に突き抜けた。

「さな、っえっ!」
「れいむさん、腋っ、腋マンコ気持ちいいですっ!あ、ひいいっ!はっ、んおほぉっ!腋肉噛んじゃ、らめっへえええええ」
「して、私にも同じようにっ!早苗が腋でヨガるのと同じで、私だって腋穴セックス大好きなんだからぁっ!」

 ぐちゅぐちゅと水音を腕の下で響かせながら、そこから生まれる快感命令の直撃に晒され続けるほんものマンコは刺激を求めて腰を操り、私の腕に絡みついてきていた。ぱっくり割れた淫唇は愛液を滴らせている。
 早苗のマン汁をすくい取って、自分の腋毛だらけの腋に塗りたる。まるでそれが特濃の媚薬みたいに、それだけで私の腋は何倍にも敏感な性器になった。

「早苗のマン汁、腋に塗っちゃった……や、やだ、すっごい、腋マンコ熱いっ!早苗、さなえ!いじって!私の変態腋ホジってぇぇええ!」
「そ、そんなこといいながら、んひっ!ひぃいいい!霊夢さんの腋攻めキツすぎて、わたし、私反撃不能でしゅっ!んひゅあああああ、お、んぉおっほ、あちゅい、腋熱くて腋汁どんどんでちゃいまひゅううううっ!」

 早苗が腋アヘに身悶えながらも、必死に私の急所を責めてくるのがかわいくて、そしてすっごく感じる。
 手で言うところの水掻きみたいな部分を唇で食んだりその縁を舌でなぞったり。そこから腋凹の最奥に続くなだらかな曲面に鼻先をつっこみコスって、舌で撫でて、顎で押す。早苗の背中が反り返り、オーガズム波に浚われているのが伝わってきた。

「っは、っはぁぁあっ!ま、まら、まだだめっ!?うっひ、へひぇええぁあぁあああぉぉん!腋イキ、とまらな、れいむひゃ、ごめんなひゃい、ごめんなひゃいいいぃ!もう、これ以上腋アクメだめっへえええ!触っても、触ってもないまんこ、さっきからエロツユ噴出しまくりっ!腋だけで、アヘり狂いに、なっひゃ……~~~~~っっっ!!!?ほひ、んっほぃひんぅうううううん!!いぐ、腋まんこで絶頂天獄っ!」

 変態単語を量産して口から吐き出し、それを燃やしてさらにアクメを深めている。最初は躊躇いがちだった腋開けも、今や大胆。両腕を頭の上にピンと挙げ、腋を全開にしている。まるでそれが本当のヴァギナのように淫らに口を広げ、そこに与えられる刺激をすべて受け止めて快感を貪ろうとしている。
 びくんびくんと跳ねて、早苗のオーガズムは続く。おろしてやらない。アクメ顔とヨガり声を上げてイき続ける早苗がたまらなく可愛いし、それを私に仕返しされると考えただけで、子宮と腋が疼く。

「さなえ、さなええっ!同じこと、私に同じことしてへえっ!腋マンコ私の腋マンコも虐めてよぉっっ!」

 責めのスタンスは徐々に崩れる。私だって、こういう風に腋アクメで白目ベロ出しでアヘ顔イきしたいのにっ!
 早苗は私のそんな威厳を失った変態思考を察したかのように、息を鳴らしながら私の腋に顔をつっこみ、腋毛を食んでベロを差し入れてきた。すごいっ、今までで一番はげしいっつ!!

「おいしいれすっ!霊夢さんの腋毛、おいしいっ!あむっ、んむっ!もっさり腋毛かわいいですうっ!」
「っひい?!そ、しょれっ、それなのっ!早苗、もっと、今のもっとぉおっ!!んっほんんほおおおおおおおっ!腋毛へっ!自分の腋毛で腋マンコセルフ腋毛コキされてゆっっ!さな、おっ、イ、イク、腋好き変態同士のセックスシチュで、いっちゃうわぁあっ!もっと、そのままぁあ!腋じょりじょり、腋毛で毛責めしてへえええっ!んっひ、らめ、頭飛んじゃう!頭の天辺がシャンパンみたいに抜けひゃう!イク、腋アクメおっきいのきひゃううううっ!」
「れ、れいむひゃ、だ、めえええっつ、!腋を、わきをおおおっ!五本指全部使って本気責めしひゃ……しぬ、しんじゃうぉおおおおお!!りゃめ、右腋攻められへ、右半身幸せアクメしまくりになっひぇりゅうううううん!んひ、ほぉおおん!!いき、イきっぱな、ひぃぃいいぃっほおおおおお!」

 早苗がイきまくりの私に重なって同じく連続絶頂を繰り返す中、オーガズムに洗われて色を失った虚ろな瞳で私の腋の中を覗き込んでいる。

「れいむしゃんの、ほんとに、おいしいですっ……」

 ぼそりとそう呟いた後で、一拍子置いてから。
 ひっ。
 何が来たのか解らなかった。階段もエスカレータもなく、既に高層階にある意識が高速で宇宙に瞬間移動した感じ。

「っ!?か!ひゅっ?!」

 視界が突然ハレーションをおこして像を失う。意識は元々そんなものがなかったかのように消え去って、自分の体がどうなっているのか解らない。ただ解るのは、突然頭の中から幸福感があふれ出て全身を溺れさせて腐らせていく記号の噴出。ああ、これ、イってるんだ、私。
 自分が何処にいるのか、そもそもそれを観測しようとする意識さえふらつき周りさまよい消えかけているのだ。ひたすらに白。世界が真っ白。色のある白ではなく、飽和して何も見えない白。

「しゃ、な」
「腋毛、霊夢しゃんの、わっきっげぇ!」

 ぶちぶちぶちっ!

 早苗は私の腋毛を歯で噛んで、思い切り引きちぎっていた。毛の一本一本が引きちぎられる感触が、毛根から強引に引き抜かれる感覚が、セックスの快楽信号ではなく、もう、飽和しきった、そう、絶頂を命令するような、強烈で暴力的な情報が行き交う。

「は、へ…ぁ……!さ、さな、っへえええええええええええええええええええええええええええええええええっ!腋毛、脱毛っ!腋脱毛だめえっ!腋マンコイキすぎるからっ!!んんほおおおおおおぉあぁぁおおあおおぁああっ!ばっ、ばかぁっ!わた、わたしがせめてひゃんに、それされたら、いいなりっ!腋マンコの快感に、何言われても絶対服従しちゃううっぅぅうっ!」
「じぇっひゃいふくじゅうっ!?」
「しょう、しょうなにょおおぉおほ、腋アクメで素直になっひゃう、しゃなへぇええ!!」
「じゃあ霊夢っさん、もっと、もっといって、くだしゃ」
「うんっ!うんっ!いく、イクイクイクいくっ!もっと、もっと腋毛むしって!さなえの可愛いつるつる腋マンコみたいになるように、汚い腋毛、ぼーぼーの腋毛、ぜんぶむしりとっへぇぇぇぇえええっ!」

 ぶちっ、ぶちぶちぶっちぃっ!

「はっふひゃああああああああああああああああああああ!!!いいっ!腋毛脱毛りゃめへええええええええええええっ!んほ、んほおおぉおおっ!いっへる、いっへるわぁ……!っんっひゅ!いぐ、いぐいくいぐいくいくうぅううううううううううううっっ!!!」
「れいむさん、わた、っしひぃいいいっいっしょ、いっしょに、いっひょにいぐううっ!!っんほおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 遠のく意識の中で、膝の辺りに生暖かい感触が広がる。失神した早苗が、小便を漏らしているようだった。
 ああ、腋穴に向けて、おしっこかけられたら、きっと、しんじゃうな。
 そんなことを考えながら、私も一緒にどろどろまどろみの中に沈んでいった。







 目が覚めて、早苗を介抱した。
 ごめんね、というと、ただ俯いて黙っている。湯船につかったまま、その水面から視線を動かさない。
 やりすぎてしまっただろうか。それとも。彼女が最初に言っていたとおり、私は彼女にとって憧れだったのかも知れない。その私が、あんなだなんて知って、ショックだったのかも知れない。
 それでも、もし、いや、そうである方が、望ましいかも知れない。私は、人から尊敬を受けるような存在ではないのだ。単純にその程度の存在だと知って貰うだけではなく、こうして何らかのハプニングを伴って衝撃的な認識をして貰った方が、恐らく丁度いいのだ。

「わかった?私は」

 洗い場で、腋以外を丹念に洗い流す私の言葉を遮るように。

「霊夢さん」

 突然視線がこちらに向いた。その視線は射抜くみたいに鋭くて、何かの決意の色を秘めている。

「な、なに?」

 すうっ。軽く息を吸い込んだ後、早苗は突拍子もない言葉を吐く。それは、私を当惑させ、まだ目の前で解決せずに山積している問題を、私の机の上から両手でその山を崩してその上で、目の前にヴォトカ一匙とジャムを一欠片落としたルシアンティーをことりと置くくらいに、傲慢で独善的、なのに甘美で愉快、美味で、少しだけ刺激的な、言葉。

「合祀がダメなら、二人だけで、何処かに行きませんか?重たいものなんて、全部投げ捨てて」

 腋巫女の恋話。

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