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【自己弁護】論理的「剃刀」とMTGのテキストと悪意/無能

土曜日出勤とかやる気ないです ^p^
月曜日休日とか使い道ないです ^p^

本題




「ハンロンの剃刀」という言葉を見つけた。
「無能で充分説明される現象に悪意を見出すな」


ああ、これってその通りだと思う。

節電についてや
震災の義援について
昔にかいたエントリで

「善行を行わないことを、悪徳にするのが嫌だ」
と言っていましたが
まさにこの「ハンロンの剃刀」が一般化してくれている。

悪影響を及ぼしたのであってもそれが無能ゆえであれば、悪意と決め付けるべきではない
のであれば
好影響を及ぼしていないだけの状態は、同じように悪意と決め付けられるべきではない
筈だ。

勿論、
その元ネタらしき言葉
「無能で充分説明できる現象に悪意を見出してはならない、しかし、悪意自体を除外してはならない。」
の「しかし、悪意自体を除外してはならない」は重要で
「行為を行わないことに悪意がある可能性は排除できない」ということは加筆しておくべきだろう。

また「ハンロンの剃刀」における「無能」をどのように捉えるかは色々あるだろうとも思う。
「無知を悪とする」のであればまた見解も変わるが
「無知を悪とするかどうか」はコンテクストによって変化するだろう。
それは一般化された言葉のもつ「幅」ということにしておくとして。

まさにこれだ!という気分です。

『「善行を行わないことを、悪徳とする」のを嫌う感覚』が
人とかけ離れた異常な感性でないことが裏づけされたようで
非常に救われた気分です。

最終的な元ネタはナポレオンの
Never ascribe to malice that which is adequately explained by incompetence.
「無能で充分説明される悪意のせいにするな」
という言葉らしい。
わかりやすい有名人の言葉でよかった。

※直訳すると
「"無能力"によって適切に説明できる出来事の原因を、"悪意"に帰着させてはならない」
になるかな。
直訳の方が誤解がない文な気がする。
こういうときの意訳は「幅」を生じ誤謬の発生源となるんじゃないかな。




余談ですが
私がMTGのルーリングというかテキスト記述を好むのは
こういう隙のない表現と、隙であれば入り込めるルール制定によります。
つまり、「本当に書いてあるとおりに処理するのが正しい」であるというシンプルさ。誤解のなさ。
それをそのまま日本語約する「野暮な直訳/野暮な意訳」はかなり重要だと思う。

たとえば
「黒もしくはアーティファクトではないクリーチャー」
という記述ではなく
「黒でもアーティファクトでもないクリーチャー」
って書く感じ。

文章としては野暮な表現だけど、
効果をもたらすのが
・「黒」or「アーティファクトではない」
・「黒ではない」and「アーティファクトではない」
なのかの解釈の幅をきちんと消している。

MTGで「か」を使うときは、否定文ではなく並列であるときに限られている気がする。
「白か青の呪文を打ち消す」
さらに徹底する場合は
「白の呪文か青の呪文」
とまで書きそうなノリなのがMGTのテキスト。
この場合、
「打ち消す」という言葉はMTGのルールとして「呪文」にしかかからない
つまり「白を打ち消す」という表現は成立しないので
こちらは解釈として成立しないと言う部分がある。

つまり文章に「展開法」を適用しないと言うスタンスかな?
この例で言えば
「A(B+C)=A*B+A*C」の論理で
「¬(黒+アーティファクト)」とは書かず、
「黒でもアーティファクトでもない」と展開後の表現で書いている感じ。

こういった
「徹底した解釈幅の除去」が行われているのが
MTGのテキストがゲームのルール上非常に優秀だと思っている理由かな。

もちろん訂正オラクル(≒エラッタ≒記述訂正)が生じることもあるし
そういうのは、だいたいこういった解釈の幅を残してしまったパターンである。

実はこれを痛感したのが
SW2.0のルールブックを読んでいてだった。
アレは本当に記述揺れが酷い…。
GMがきめちゃえるんだけど、GM負荷たかいよあれじゃ。

これと同じように
文章や事象について、
それを説明するのには、無駄な幅が生じるような表現は避けるべき場面があると思うし
省かれている以上は余計な解釈を付け足すべきではないと思う。

「黒の呪文を打ち消す」って言う効果に
「青の呪文は打ち消せない、って書いてない」→「青の呪文も打ち消せる」
とは言わないわけです。

だから
「善行をなさない」を
「善行をなさない、悪意によって」と解釈するべきではないっていうのと
通じてるんです、感覚的に。私は。
他の人は知らん。



話がそれました。


上のMTGのテキストの件で述べたテーマと繋がりますが
ハンロンの剃刀について、
これは「格言」という側面を持ちつつも
論理的であると言う側面を持っている。

論理的思考をする文脈においては、
「剃刀」という言葉は往々にして「無駄を省く」「余計なところを削ぎ落とす」
という意味に用いられる。
らしい。

この「ハンロンの剃刀」という言葉も
「悪意と定義する」という部分は
その出来事の発生に対して必要性も根拠もないので
削ぎ落とすべきだという立場をとるものだと思う。

このような立場の言葉には
「オッカムの剃刀」というものがあるようで
これを調べてみると

「必要が無いなら多くのものを定立してはならない。
少数の論理でよい場合は多数の論理を定立してはならない。」

らしい。
つまり、「悪意である」と言う要素は余計なので定立すべきではない
と言うことになる。

また、
後にこの考え方には、科学者によって
「説明に不必要であることは、存在しないことを含意しない」
「何が説明に必要であるかは必ずしも明確ではない」
を付け加えられており、
「ハンロンの剃刀」の元ネタとなった言葉の
「しかし、悪意自体を除外してはならない」
を物語っている。




私が
「善行をなさないことを、悪と決め付ける」という風潮を嫌うのは
こういうことなのだろうなあ、と思った。

私が理論的だと主張するつもりで書いたのではなくて
(まあそう言う側面もあるけれど)
それが異常心理によるものであるとか冷血な性格からとか
そういうことでなくてよかったなと
ただただそれだけです。

だって、冷血だったのではないんです。
善行を行わなかった人にたいして、それなりに温く緩くあるべきだと
そう言う観点だったのですから。



でもまあ、
こういうのを事柄ではなく人の気持ちに適用させて
人の気持ちをこういう風に解剖して
回路図のように並べようと言うのは
やっぱり冷血であって
心を持った人間としては異常
なのかもしれませんね。

こんなんじゃ人の気持ちに響くようなSSなんて書けないよ!

この記事へのコメント

Re: 【自己弁護】論理的「剃刀」とMTGのテキストと悪意/無能

プレーンシフトに、自身の友好色の呪文のコストを(1)下げる使い魔サイクルが有るのですが

>あなたが唱える青の呪文と赤の呪文は、それを唱えるためのコストが(1)少なくなる。

徹底してました。

Re: 【自己弁護】論理的「剃刀」とMTGのテキストと悪意/無能

MTGは書けるスペースが限られてるから必要最低限でびしっと書かないといけないってのもあったのかもなぁ。昔ちょっとかじった程度の知識しかないですけど。
逆にグループSNEは書けるものを全て書いて突っ込むのが最大限のサービスに繋がるとか考えてたりするのかも。安田均とかの古株はともかく、最近の面子はガチガチのラノベ世代ですし(ラノベの仕事が多い世代という意味で)。小説的な考え方でルール書いてりゃ、表記揺れも起こりますわな。
公式ページのエラッタ集とか、ぱっと見ただけで凄い量でしたね。思えば旧ソードワールドの時から、ルールについてのQ&Aが毎月更新されたりしてました。
(ルール自体はそこまで複雑じゃないから、GMの負荷がそこまで高いとも思いませんが……え、2.0になってから急に複雑になったってことはないですよね?)

本題については、いつもながら「感情論の人らは、自分にとって都合が良いか悪いかだけで物事を判断したがるしなぁ」としか言えないですね。

Re: Re: 【自己弁護】論理的「剃刀」とMTGのテキストと悪意/無能

> 徹底してました。
さすがMTGやでえ…

Re: Re: 【自己弁護】論理的「剃刀」とMTGのテキストと悪意/無能

「ラノベ出身」って言葉はまさしくそんな感じですね。
「ルールに対する感覚」があれば、多分いっぺんでもテストプレイすればこの表記揺れのまずさは気付くと思うんです。
感覚がないか、テストに手抜かりがあったか…。

まあ本題に関しては「私がほっとしました」というだけなので、あまり…w

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