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【ぼやき】挿絵を描かせてもらったそのあとがきに代えて

あとがきにこんな長いことをつらつら書くわけにも行かないのと
正直原稿を終えてしまった上に当日仕事がないとくれば
俺の冬込みはもう終了したレベル。
だからかいちゃいますけど。



私は既に絵師を名乗っておりませんで(落書き程度はする、くらい)
小説の挿絵など引き受けたことなど勿論ほとんどございませんでした。
夜伽合同でやったことがあるけれど
あまりのビッグネームを前にして本気で後悔した。
正直二度とやるまいと思った。

自分がSSを書いて挿絵を依頼するにつけて(それも片手で足りるくらいしかないけれど)
「読んで好きなシーンを書いてくれ」
と依頼することが多いながらも
いつも書いて貰える絵が的確だったりして
「何でこの人達、私何も言ってないのにこんなに鋭く必要な描写をするんだろう」
と驚かされるばかり。
もし再び誰かのSSに挿絵を付けさせてもらうなんてことになった場合
私は読解力が低いので
こんな風に的確なものを描けないだろうなという
或る意味確信に近い敗北感と無力感、そして恐怖心がありました。

で、実際に依頼が来てしまったので困った。
いや嬉しいんですけど困った。

わからないならば聞くしかないので
その描写がぼやかされたものであればその真意を問うしかない。

問題は作家さんのスタンスで
「好きなように読解してくれればいいよ」
といわれる可能性だ。

殊文章については読み手主導の印象論、みたいなところがあって
作者が何を語りたかったかなど実は大した意味を持たない。
マイクを向けられたときにだけ答えればいいものであって
マイクを向けられないのであればその主体性も投げ出してしまおうと言うのは
至って普通の感覚ではないかと思う。

だから、
「好きに捉えて好きに書いてよ」
と言われてしまうとマジ困るなと思っていた。

原稿を提出した今だからいえるけれど
もしそんな風に答えられていたら
「それじゃ書けないから教えてくれ。それがないなら降りる」
と食い下がるつもりだった。

結局のところ作者さんには確固たる主張ポイントがあって
ちょっと聞いてみたらすぐにそれを滔々と語ってくれた。
非常に助かったし
いつもの例に洩れず私の読解は
遥かあさっての的外れのものだった。

他の人がどの程度の連携をしながら書いているのか
私にはわかりかねますが
私の中で、
こんなに絵と文の意識合わせをしながら書いたのは
もしくは書いてもらったのは
初めてのことでした。

最初に作家さんからの指定があり
私の技量と読んだ後での印象から「こっちの絵にして欲しい」と言う要望と、
ついでにそれを提示した私なりの読解を添えて伝えたうえで
文の特定の箇所の意図を質問。

それに答えてもらうと私の変更要望が的外れであったと言うことを感じつつ
それでも最初の提示よりもこっちの絵で表現したいがどうでしょうという提案。
そこからちまちまと申し合わせたり。

扉絵のデザインについては細かい部分の指示を出してもらって
可能不可能と要望への対応をこめて落としどころを探るという
なんか非常に打ち合わせ甲斐のある遣り取りをして出来上がりました。
細かい遣り取りをしていなかったら恐らくぎりぎりになって
主催からNGがきていた可能性もあったので
これについては本当によかった。

とはいってもまあ挿絵については向こうの要望を蹴ったことになりますし
絵としての描き方には少々作家さんの意図通りではない部分もあったようなので
それがよかったのかどうかはどうにもわかりませんが。

少なくとも絵は描きやすかった。
一読者としてファン絵を依頼されるのとは少し違って
作り手に足を踏み入れた嬉しさもありました。

今回はレアケースで私が挿絵を描く側として経験しましたけれど
私は文を書く事の方が多いだろう以上は、
今までのやり方を改めて
本文に書いていない部分についても情報として渡すようにすべきなのだな
と思いました。

まあ絵を描く人のスタンスもあるのでしょうけれどね。
私としては、絵と文をくっつけて一作品なので
そこに乖離があってはならない
そしてあくまでメインは文なのだから
絵が本筋の読解に対してミスリードしてはならないと思っています。
だからこうしたまでですが
そうではない絵描きさんもいるでしょうし
それはなかなか難しい問題かもしれません。

とかく、今回の経験は大きかったと思っています。

この記事へのコメント

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Re: Re: 【ぼやき】挿絵を描かせてもらったそのあとがきに代えて

一方の私は颯爽と締め切りを二日延ばして貰う暴挙に出たわけで…
済みませんでしたorz

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