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【日記】ミステリーと、「孤虫症」と「ひぐらしのなく頃に」

こないだ、寄生中のことをふらふらとネットで調べていたら、
芽殖孤虫という存在を知りました。

面白いなあ、と思ったら、
この虫を題材にしたミステリー小説が比較的近々に出版されていたので読んでみました。

「孤虫症」

タイトルがストレートすぎるのでそれ自体がトリックで
実際は違う結末になるんじゃないかと踏んで読んでいたのですが
全くストレートに芽殖孤虫が犯人でした。
(作内では、芽殖孤虫をモチーフにしたオリジナルの寄生虫でしたが)

作品の流れとしては、軸が二つ立っています。
一本は、本の裏側のあらすじとか帯に書いてあるような
「女性のドロドロした感情」
もう一本が、
「芽殖孤虫という寄生虫」

虫については中盤よりも前から出ては来る物の、
主人公の女性①の神経症的な一人称で進められる話の中では
虫の扱いは「この女おかしい」でスルーされてしまいがち。

虫、が顔を出して以来
シラミ、条虫、カミキリムシなど、その仮定される姿を移ろわせながら
でもそれをこの話の容疑者として決定づけないまま
ずるずると引きずり続けるのは面白いです。

紫色の腫瘍が体中にできて死ぬというエピソードが入るものの
どうにもそれを「実はこの女の妄想なんじゃないか」と勘ぐってしまう。
でもこれって、深読みしすぎたミスリードであって
そうであるならば、素敵なフェイントになっていたのではないかなあ。

で。
主人公の女性①が「ついに気が狂って」失踪し
視点が主人公の女性②へうつったあたりから話が加速し始め、
神経症じみたぴりぴりした雰囲気から、
女性の持つドロドロしたオーラに切り替わる。

主人公の女性①と②は姉妹な訳ですが
共通の人生経験の中にある暗い闇や
正反対の生活環境などの扱いが面白い退避と
それ故に浮き彫りになる、
仲がいいのか嫌いなのかわからない姉妹関係も面白い。

主人公の女性①や母親に対する嫌悪感、
相手のいる男性への慕情から、その反転など
共通の男を好きになるなど
虫のモチーフを取り除くならオーソドックスなドロドロ系が展開される。

途中で顔を出す「自分の経験を小説にして投稿している」
というエピソードも混乱というか誤読誘因のトリック。
真相の欠片はそこにはなくて、
主人公の女性①の狂気じみた行動を強調するだけのエピソード。

だからこそ最後の最後まで寄生虫の存在を
強い疑いを持って見ることが出来ないでいて、

最後の最後でやっと顔を出す芽殖孤虫(をモチーフにした寄生虫)の存在。
紫色の腫瘍をつくって死ぬのもそこでヒモ付く。



最後の最後に
ああ、寄生虫がねえ、って思うと
そこまで描かれて積み上がってきた不気味さとかそういうのが
残念な形で瓦解してしまっているようにも見えるけど

なんていうか、ミステリーって、なんでもそうじゃないです?
途中までは正体不明・原因不明・意味不明ですすむ色んな事が
最後の解決で、その発端や原因を見ると「ぇー……」ってなる
そんな作品が多いというか、
ミステリーというジャンルでは結末は指して重要なファクターではないのだろうなと
思わされています。今のところ。

なので、まあ
この「孤虫症」についても
神経症的な一人称とか、ドロドロした感情とか
そういうのを見て「楽しかった」と評したいと思います。



ここにきてふっと思ったのが
「ひぐらしのなく頃に」
そうして見返してみると
・狂気じみた行動
・風土病
・寄生虫
ひぐらしの何処かで語られる仮説に
なんとも一致する項目が多い。

最後のオチで有力なのが寄生虫説で
「えー…」って表されていたのも一致している気がします。

これは…。

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