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【楽器】ios周りでのmidi音源の使用と楽器の無線化についての実験

この記事の主旨は以下のとおり

・フィジカルMIDI鍵盤>
 irigmidi(機器)>iphone5>
 シンセ・音源アプリ
 という物理結線時において
 ソフトウェアMIDIで危惧されるレイテンシは
 ほとんど感じられない


・フィジカルMIDI鍵盤>
 irigmidi(機器)>
 iphone5>
 irigmidi(アプリ)>
 wi-fi送信>
 ipadmini>
 pianodiary>
 シンセ・音源アプリ
 という無線接続において
 レイテンシや信号の取り漏らしが
 多く使い物にならない
 (受信機器をipadminiではなく
 ハイエンドpcにした場合は未検証)


・現在販売されているKeytarに、coremidi対応のものは存在しないので
 ワイヤレス演奏には依然としてワイヤレス専用機器が必要かと思われる。
 (上記の受信機器をハイエンドPCにした場合同様の要検証余地を残す)

・iosに関係ないが
 bluetoothオーディオ送受信機による楽器の無線化は
 レイテンシがきつく使い物にならない

・iosアプリでmidiコントローラから不自由を少なく使用できる
 音源使用可能なアプリは
 sampletankくらい。
 ピアノ音源としては同社から何か出ているみたいだが未検証
 BS-16iも使えそうだが未検証


・iphoneの音源アプリは
 画面が点灯状態でないとコントロールを受け付けなくなるので
 リアルタイム演奏をする場合画面をONのままにしておかなければならない。

・iphoneは電池残量が20%を下回ると
 自動的に画面がoffになるので、
 差し引き80%の使用限界キャップがかかる。
 使用開始から3ヶ月iphone5、機内モードにしていない状態で
 4時間程度の使用が限度。
 ただし、iRigMIDIの場合はmicroUSBからの給電が可能なので
 モバブとの併用で延長が可能。
 (MidimobilizerやiMX-1はiphoneへの給電がされない模様)



したがって、



・iosは安価な楽器無線化の手段として使えるのかという問いに対して
 noを暫定とする。
 未検証部分での結果によっては覆る。

・iosは結線接続下での簡易音源とするはできる。
 すでにiphoneを持っている場合に限り
 リーズナブルでポータブルな音源モジュールとなるが
 電池関係で一部要注意




以下、長い日記
---------------------------------------------------

ax-synthが今度はリボンコントローラに不調が生じ、再び修理に出しました。
修理に出すのは約3年間で3回目。

ちょっと多いんじゃないのか、乱暴に扱ってるわけでなしと思いつつも。

とりあえずもっとも問題になるのがその間練習できないこと
故障が発覚するのは使用が予定されて練習するときで
なのに修理に出すとそこから2週間は留守になるので大問題です。

さすがに色物鍵盤一つしか持っていないのはまずいのかもしれないなと思い
もうひとつ鍵盤を買うことにしました。

アレシスのVORTEXちゃんです!

……また色物。
(空気入りまくりipadminiは大きさ比較用です。)

っていうか、鍵盤が弾きたいと言うよりショルダーキーボードが使いたくて楽器を始めたので。

据え置きで鍵盤の城を築く系で何か演奏するならアナログシンセとミキサとかシーケンサとか
そういうの並べて遊ぶ類の機器で城を築きたいので。

つまり普通の鍵盤を買おうという気が起こりませんで…。


最新のkeytarということで
アレシスから音源なしのMIDIコントローラが出ていたのは
当初から知っていたのですが
音源を持っていないのでチラ見程度でした。


その後まあkorgの策略に爪先までずっぽしはまって
安価アナログシンセに手を出している中で、
外部コントローラとしてのMIDI鍵盤に興味を持つ今日この頃。

さらにいろいろあって携帯をiphoneに変えたこともあり、
MIDIを使っていろいろしてみたいという欲求がありました。



ax-synthは電池駆動するので、
何とか
ケーブル(鍵盤楽器に対してシールドというのかどうかいまひとつよくわかってませんが)
を取っ払ってワイヤレス化できないものかと思っていたのですが
やはりワイヤレスにするための機器は値がはります。

去年くらいに最初にやってみたのは、
電化製品のbluetoothで楽器の音声信号を送受信しようという計画でしたが
これはレイテンシがひどいので諦めました。



次に試みたのが先日、
iphoneのmidi信号がwi-fiで送信できるらしいことをみたのと
丁度iphoneに変えたときにipadminiを一緒に貰ったので
ipadで動いているシンセアプリを、
iphoneからwi-fi送信したmidi信号で動かすことが出来るだろうかということでした。
もちろんiphone自体を操作するのではなく、
iphoneからは鍵盤楽器から入力されるmidi信号が出力されなければ意味がありません。

ax-synthはUSBMIDIは付いているようだけど
リリース時期が随分前だし別にios機器への歩み寄りを見せた楽器でもないので
当然COREMIDI
(IOS用のMIDI規格で、
LightningやUSBでiosとのMIDI信号をやり取りしたりする規格…らしい。
よくわからないけど。)
に対応はしていません。

ので、
所謂Lightning-Midi的なものをかませなければいけない。
とりあえず、「iRigMidi」を買ってみます。

……30pinだと……?

たぶんios周りの音楽機器で最も普及しているのは
lightningではなく30pinのものだからでしょうか。
iphone5(ipadmini)の私には苦痛でございます。

ていうかios側がさっさと素直にUSBにしてくれ。

30pin-lightning変換ケーブルを買います。

もうこれだけで1万円いっているわけで、
特に純正変換ケーブルの理不尽な高さに憤りさえ感じます。


※ちなみに今のところ、
USBコネクタからlightningで直接ios機器につながるmidi鍵盤は
iRigKeysくらいのようです。
おそらくiRigMIDIと同じ仕組みを内部に保持しているのでしょうねえ。


接続した結果、とりあえず適当に入れていたシンセアプリ
(最初に試したのはcassini)がなることを確認し
iRigMIDIでの接続と機能に問題が無いことを確認しました。



さて、そんな中で、
新しいkeytarとしてアレシス社からvortexというのが発売されました。
音源未搭載で純粋なmidiコントローラ。

ax-synthの事を調べていたとき
「音源分大きさと値段がムダ」
っていう声が多く上がっていたのを思い出し
そういう声が上がる程度には
midiの音源ってのは充実しているものなのかと思って

じゃあvortexを鳴らすには何が必要なのかと調べてみたら
パソコン接続が前提だったり
超高価なハード音源モジュールを使用が前提だったりで

ああ、楽器周辺で声が大きい人って
なんか違う世界にいる上にそれが当然だと声を上げる人が多いんだなと
少し微妙な気分になりました。

パソコン接続はまあ現代の流れなら仕方が無いのかなと思ったけど
音源ソフトだけでウン万とかしてるので
それもちょっとなあと思ったり。

「すまん黙っててくれ。
 あんたらと同じ資源をすでに持ってる人間ばかりと思うな。
 ニーズを塗りつぶしてくれるな」
って思ってしまったり。



Korgのmonotribeとかvolcaとか買って遊んでいたこともあって
midiに興味があったのと
セカンドキーボードが必要だった自分としては
vortexは魅力的な存在でした。

もちろんmidiの勉強は必要なんですが…。
で買ってしまって。



とりあえず、MIDI鍵盤でIOS内のアプリを鳴らす環境は整ったのですが
今度は何のアプリを鳴らすのかの話が出てきます。

話は時系列と前後しますが
打ち込みに使うのではなく普通の演奏用楽器として使うことと、
普段から複数音色を担当することが多いので

音源として使用するアプリは
鍵盤(コントローラ)から音色を
MIDIのプログラムチェンジ信号で切り替えられるものに限ります。

この時点で、
多くの、MIDIに対応した「シンセサイザーアプリ」は脱落します。

・音色のパラメータを保持する機能がない
・保持できてもプログラムチェンジで切り替えることが出来ない
・プログラムチェンジで切り替えることが出来ても、
 任意の順に並べ替えなど出来ない
 (呼び出すのにボタンを何度も押したり変更モードに入り込む必要がある)

などの理由です。

そもそもそういう用途で作られているわけではないシンセアプリですから
仕方が無いところではあります。


また
よく音楽系で話題に上がるアプリの
Garagebandのios版は、受信midiチャンネルが指定できないので
鳴らし分けなどを意図したチャンネル分離に対応できず
どのチャンネルに信号を送っても音が鳴るような挙動を示したので
これも没。

もう何でもかんでも買うわけにも行かないので
手持ちの中だけで検証したところ
「ArcticKeys」というシンセアプリが
音色作成と保存、プログラムチェンジでの保持音色の呼び出しが
出来るようだったのですが
それでも挙動がおかしい

バンク(プログラムナンバーを束ねた一つ上のフォルダみたいな感じ)
周りの挙動で
プログラムナンバーを遡ると前のバンクに戻るのに
プログラムナンバーを進んでも次のバンクに進まない
(個人的にはプログラムの+-ではバンクを移動して欲しくないのだけど…)
したり

音色の保存は出来るけど
保存した音色の並び替えは出来ないので
使用する音色を意図した順番でバンクに保存していく作業が必要になったり
そのためによくわからず必要なバンクのプリセットを消してしまったので
イニシャライズしようとしたら
イニシャライズを選択しても音色が復帰することは無かったりと

もうそういう用途を意図してない作りバリバリで心折れました。


で、
iosのアプリの中で唯一ソフトウェアmidiマルチ音源として見つけられた
「Sampletank」という奴のとりあえずfree版で試してみたところ
おおむね満足な結果を得られましたが
音をあんまり作りこめない
(いくつかのパラメータをいじれるが、
たとえばギター音源のサスティンを操作できないので
シンセギターのような、鳴りっぱなしのギターっぽい音、というのが出来ない)
ようなので
これは課金が必要かな。
(おそらくエレキギターカテゴリにはサスティンが長いものも含まれているだろうと思う)


あとまだ試していないけれど
「BS-16i」が
なんだか「サウンドフォント」というもの
(私はまだ不勉強でそれが音源のアドオンのようなものなのか
別のものなのかよくわかっていません)
に対応しているようなので
これも使えるかなと思っています。


ソフトウェアMIDI音源で心配される
レイテンシについて、

ax-synth>iRigMidi>iphone5>sampletank
もしくは
vortex>iRigMidi>iphone5>sampletank

という接続においては
まったく問題ありませんでした。

音を出すだけなら、
他のシンセアプリもレイテンシは気になりません。



鳴らすアプリはひとまず決定しました。

最終目的のワイヤレス化に向けて、
今度はiphoneからipadminiに向けて
midi信号をwi-fiで飛ばすことを試して見ます。

iphoneからの送信アプリには、iRigmidi(アプリ)を使用。
iphoneとipadをwi-fi接続でインターネット共有させておき
ipadminiでの受信アプリには、アプリ「pianodiary」を使用します。

無線接続されたipadのpianodiaryの設定で接続先をiphoneにし、
元の画面に戻るとセッション接続の表示がされた後で、
とりあえずフィジカル鍵盤からのmidi信号によって
信号強度の針の触れは確認できました。

今度は音源アプリを起動し
設定からバックグラウンド演奏(BGPLAYとかなんとか)をONにして
pianodiaryに戻って
(シンセアプリはwi-fiセッション上のmidi受信によっては
バックグラウンド「でないと音が鳴らない」ことがあるようです)
接続を切ったりつないだり繰り返していると
音が鳴りました。

おお。

ちょっととりあえず指を動かしてみると

……レイテンシきっつ……。

たぶん0.5~1秒くらい遅れてる。

しかもoffノートが受信されないことがあって
音が鳴りっぱなしに鳴ることも頻発。

これでは演奏に使うことは出来ないです。

いろいろ設定を見てみましたが、
どうもこのレイテンシを解消することは出来ないようです。



結線iphone内ではレイテンシが無く
ipadminiとiphone5でマシンパワーにさほどの差が無いことを考えると

iphoneからの無線接続先でレイテンシが強烈に発生するということは
通信速度であるか、
pianodiaryなどのwi-fimidiからのスルーが遅いのか
のように思えます。

ios機器同士の結線は確認する手段が無いので
純粋に通信速度なのかどうかは確認できないことになるのかな。


wi-fiMIDIのことを調べると
「すごい!」「ワイヤレスで入力できるなんて!」
とかいう記事がいっぱい出てきますが
個人的に今のところ「使い物にならない」と思っています。

アプリがわか
受信ハードの問題か

なにものかが解決すれば、使えるようになるんでしょうか。

受信ハードをハイエンドなノーパソにしたり
VSTとかをソフト音源に選択したりすれば解決するのでしょうかねえ。
手元にはそれを検証する資源がありません。



さて。
家で鳴らしている分には、
その辺にほっぽってあるiphoneにヘッドフォンでも刺せばいいのですが
実際に楽器として演奏することになれば
アンプへの出力が必要になります。

フィジコン>
 midiケーブル>
irigmidi>
 lightningケーブル>
iphone>
 オーディオケーブル>
音を出すモノ

という接続になります。
ケーブルは3箇所あり、デバイスも3つあります。

たとえばフィジコンにkeytarを使うのであれば
それぞれのデバイスを「手元」「音を出すものの傍」の
どちらに寄せるかがそれなりに重要なファクターです。

もちろんフィジコンは手元ですが、
音源をどこにおくかはそれなりに悩みます。

というのも、
たとえばハードウェア音源のようにどっしり構えているわけでもないのと
PCのように若干その場で操作するフレキシブルを有しているので
音源まですべてを手元においておき
オーディオケーブルを延ばして
音を鳴らす何かにつなげるというのは十分に視野に入ります。
というか
そうでないと小型音源の「小型」をフルスペック引き出していないことになるので
手元においておきたいという「希望」の下に構成を考えます。

よく動画などで紹介されているように
譜面台の前にすえつけるような使い方をするなら問題ないでしょうけど
私のようにkeytarの音源にしようとすると
画面を目の前におくわけには行かず
操作はフィジコン(keytar)から行うことになり
音源側に何か問題があったときに、
アンプのほうへのこのこ戻るのも間が抜けていますので
出来れば手元で操作したい。

あと、もともとの着想が「無線化」から開始されているので
これはひとしおです。
遠くまでいけるのに、
何かの理由でアンプの傍に戻るのは最小限にとどめたいですからね。



なので
・iphoneをズボンのベルトにくくり付けるような感じのシースケース
・適当に百均で買ってきたクリップ
を用意します。

ケースでなくてポケットにでも入れておけばいいか?
そういかない理由は後述します。

さてシースケースは、
ベルトに「通す」タイプではなく「クリップする」タイプがいいです。
keytarのストラップをいちいちはずすのは面倒なんで。
もっというと、
クリップでとめた上からボタンなどで完全にホールドしてしまえるタイプが
安定してていいです。
もちろん常にiphoneを音源にするなら「通す」タイプで固定でもいいですが。

私の場合は
このシースケースのサイドにカッターで穴を開けました
シースケースには多くの場合コネクタなどを通す穴がありません。
音源使用する場合rightningケーブルとオーディオケーブル両方を出すための穴
が必要です。
カッターで適当に切ります。
keytarのストラップにつける場合、
iphoneがさかさまにならない方向に穴を開けます。
私は失敗して両側に空けることになりました。


また、irigmidiも一緒にkeytarストラップに固定する必要があるので
クリップをボンドで接着します。

で、出来上がるのがこんなさま。
2013111702.jpg
お手製感ばりばりですが
まとめてkeytarのストラップについてるとなんとなくサイバー……かもしれない。

これで手元に小型音源を置いておくことが出来ます。






さて、補足として電源のことを記入しておきます。

実際にipohoneを音源として使用するには
いくつかの障害があります。

一つは、
プログラムチェンジ信号を送信し、
それを正しく判断してもらうには
画面が常にonでなければなりません。

先述のようなシースケースをつけたわけですが
わざわざケースに入れた理由の一つに
「不意に画面に触れてしまわないように」
というものがあります。
iphoneは静電容量によるタッチスクリーンなので
ちょっと触れただけでも
画面がonのままだと操作が開始されてしまいます。
かといって画面をoffに出来ないので
こうしてonのままケースに入れて運用する必要が出てくるからです。


さて
このように画面をオンにしておく必要があるので
電池の消耗が激しいです。

4時間ほど楽器の練習をしたところ
40%ほど減りました。
機内モードにしていなかったのもあるかもしれませんが
普段使いの携帯電話である場合
音源使用前に100%であることは見込めないので
この消耗率は少々厳しいです。

また、
iphoneは電池残量が20%になると画面表示がオフになってしまうようで
(iosのバージョンによるのかもしれませんが。ちなみに私は現時点で7)
これにより電池消耗率の障害はさらに厳しいものとなります。


そこでモバブでの給電運用を視野に入れます。
手持ちのMIDI-iosのインターフェイスとして
私はiRigMIDIを持っていますが
他にも「Midimobilizer」「iMs20」といったものがリリースされています。

iRigMIDIの場合はmicroUSBからの給電が可能なので
モバブとの併用で使用時間の延長が図れます。
(MidimobilizerやiMX-1はiphoneへの給電がされない模様)

モバブはまあポケットにでも入れておけばいいと思いますし

仮にvortexを使うのであれば
vortex裏面にあるなぞの格納空間のふたに穴を開けてケーブルを通せるようにし
こういう
モバブを格納部分に仕込んでおいてケーブルを引っ張るのもいいかもしれません。
まだやってないですが。

こうして電池を外部接続することによって
iphoneだけでなく、irigmidi自体の充電問題も解決できるので
一番のソリューションかもしれません。





と。

今のところwebを見ても
このような実験をしている記事になかなかたどり着かないので
(wi-fimidiの受信はいっぱい出てくるけど、
レイテンシ周りやリアルタイム演奏に耐えられるのかがほとんど見かけない)
とりあえず書いてみました。

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