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【漫画】瑠璃宮幻想古物店

漫画を買いました。

「瑠璃宮幻想古物店」1~3巻



実はこういった
・店主が女性の(あるいは美形男子の)
・店に
・風変わりな客や
・アイテムが集まり
・(ときに不思議な)事件が起こる
というテンプレを持つ作品を避けていた風があります。

理由としては
・店主が影のあるミステリアスな女性(か何考えてるのかわからない天才肌の男性)
・店は古風で、古書店か古物店か喫茶店
 (最近はアトリエや工房、キッチンといったアレンジもあるようですが。
  この場合は店主は元気でまっすぐなキャラが多い)
・途中で住み込みの弟子が登場し、主人公はむしろそっちになる
・アイテムは前の持ち主の思念を残している場合がある
・エンディングは決まって暖かいハートフル
という鉄板からほとんど動かない(※と思っているから)です。


したがって、
こういった作品で実際にバリエーションとして楽しめるポイントは
・絵
・どんなアイテムにどんな思念が残っているか
 (でもエンディングが暖かい方に固定されているので、これも概ね決まっている)
といった点に絞られる(※と思っている)。



(※と思っている)
と書いたのは「全部私の思い込みだからです」。
前述のとおりそういった作品は殆ど回避してしまっているので
読んだことがあまりありません。

表紙絵や帯の謳い文句、
メディアの取り上げ方やネット上での評判を見ての
完全に食わず嫌いですね。

なんで食わず嫌いしてるかっていうと
・笑うせぇるすまん
・アウターゾーン
・浪漫倶楽部
(・極言すれば、ドラえもんやキテレツ大百科も)
あたりで、こういったネタはもう腹いっぱい食ったからです。
古いものばかりですが、
私の中ではこの辺のテンプレからあまり動いてない(※と思っている)。

某ホリック、某ビブリア、某洋菓子店、など
ときにおりおりメインストリームとして話題になるものを
「ああ、きっとアレ系だな」と横目に感じつつスルー。

私が持っているのは古いもののイメージばかりなので
そうとは限らない作品も沢山あるのだろうから
どこかで何か新しいもの経験しておかないとなとは思っていました。


そう思ってたところに
自分のアンテナには引っかかってなかった本「瑠璃宮幻想古物店」
という文字列が本屋で目に引っかかりました。
表紙をとってみても、
むやみにキャッチくない(萌えっぽくない、耽美っぽくない)ので
これはいいかなと思って買いました。




結果として「瑠璃宮幻想古物店」は
上記で想定していたパターンから大きく外れることはなく
性格としては「笑うせぇるすまん」と感じました。

いえ、だからつまんない、というつもりはさらさらありません。

性格としては「笑うせぇるすまん」であるというのは
・エンディングは決まって暖かいハートフル
とは相当に異なります。

最近はこういった「不思議な店パターン」では
「笑うせぇるすまん」のような皮肉ったエンディングは
そんなにないのではないかなと思っています。

だからある意味では「瑠璃宮幻想古物店」に
「蟲師」なんかとの接点も感じました。

これはパターンなのでしょうが、
これは店主が、「傍観者」であることに起因していると思います。
「○○も○○も、●●次第。私は見ているだけ」みたいなやつ。



これは単純に好みの問題なのですが
私はこういう皮肉った終わりが大好きです。

ただそれは、ハッピーエンドが嫌いというわけではないです。
(上記で挙げた浪漫倶楽部は死ぬほど読み返した)

たとえて言うなら、「リバ」なんですよね。
リードするっぽいキャラとリードされるっぽいキャラがいて
その通りである前提は肯定しつつその向こうにある攻守逆転が好物というやつ
(前提を肯定しない方もいるので敢えて区別します)
を、シナリオの運びにも適用してしまった感じ。

ハッピーエンドは好きだし山々で
でもそれを裏返した時に見える別の模様が好き、みたいな感じです。



さて話が脱線しましたが。

「瑠璃宮幻想古物店」は
落ち着いた絵柄に相反して、
殆どの話が「どこかに破滅を含む結末(≠破滅的結末)」を迎えます。

3冊買ってきた内の1話目から
「美人妹と地味系姉、不思議アイテムで地味系姉の勝利。……と見せかけて二人とも破滅」
という話で

「うひゃーーーっ、好みw超好みwww」

ってなっていました。

また、後の話で破滅的部分をキャッチアップすることがあるのも
いいところかもしれません。
(破滅した姉妹の片割れは、3巻現在救われている)




途中で、
美人女店主のアンチテーゼとなるキャラが登場するので
それも好きですね。

位置取りも好きだし、この漫画におけるキャラ造形も好き。
明るい口調でいながら、バッドエンド見据えた刹那的快楽を売りつけて
「それは彼が望んだことだから」って闇を見せてくれそう。
まあただのアテ馬だろうからあまり描かれはしないキャラと思いますが。

そのアンチテーゼと対峙して
少しは美人女店主が苦悩してくれればもっと好みなんですが。
というのは、このアンチテーゼキャラが登場した時に感じたのが
・ブラックジャックのドクターキリコ
・ベクターケースファイルの中国人姉妹
でもなんかそういう感じでもなさそう。ただの当て馬くさい。



「無為自然を気取って傍観するだけで何もしないなんてのは悪と変わらない」
みたいなアンチテーゼの切り取り方もまた
傍観者主人公に対してはテンプレといえばテンプレなんですが。




ああ、そういう点でいえば
ブラックラグーンのロックの立ち位置と苦悩は、似てますね。
彼は紆余曲折経て「それは俺の趣味だ」という持論で、介入することを是としたわけですが、
これは「介入を是とする」とみると、
そうかこれは傍観者主人公というあり方全般に対する刃にもなりそう。
(ちょっとポケットに入れておこう、何かに使えそうだ…)




とりとめのない話になりましたけれど
「瑠璃宮幻想古物店」

私の中では比較的万人にお勧めできる本かなと思います。
あくまでも「比較的」。

身内にこういった話を好きな人がいない
(今は身内はみんな、ごちうさ次期!とか、ひもうとー、とかゆっている)
ので何とも客観判断がつきません。

いつも思うけど、よく私はあの中で仲良くしてもらえているよな…。

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